共通の祖先を持つジャズとヒップホップは、本来なら自然に融合できるはずだ。
しかし、この融合を自分のものとして確立したアーティストはいまだかつていない。
そこに登場したのが、カッサ・オーバーオールだ。
- ニューヨーク・タイムズ
現代ジャズにおける、もっとも大胆不敵な未来主義者の一人
- ピッチフォーク
カッサが戻ってきた!自身のバンドを率い、いつものように音楽の境界を押し広げ、
新たな自己表現の方法を探求している。
- NPR
グラミー賞にノミネートされ、ドリス・デューク・アーティスト賞も受賞しているジャズの開拓者、カッサ・オーバーオールが、9月12日 (金) に〈Warp Records〉よりニューアルバム『CREAM』をリリースすることが発表された。あわせて先行シングル「REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT)」が解禁。さらに10月には日本デビューを果たしたブルーノート東京に凱旋することも明らかとなった。
Kassa Overall - ‘REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT)’
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=P68mg5Lm3Jk/
配信リンク
https://warp.net/kassa-overall-cream/
先行シングル「REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT)」は、ディゲブル・プラネッツの90年代の名曲を、15/4という変則拍子でアレンジした熱量の高いトラック。カッサは、ディゲブル・プラネッツのオープニングアクトやドラマーとして1年間ツアーに帯同した経験から、この曲を知り尽くすようになった。カッサのバージョンでは、オリジナルにあるコンガのリズムがドラムブレイクに変わり、サンプル元のアート・ブレイキーのスウィング感を回帰させている。
ディゲブル・プラネッツのスムーズなフローと、アート・ブレイキーの「Stretching」へのオマージュ。この曲を深く理解していたからこそ、変則拍子を導入したアプローチができたし、ボーカルやプロダクションの細部など、オリジナルから多くの要素を活かせた。エネルギー全開なのに音はクリスピーに仕上がっている
- Kassa Overall
従来のヒップホップがジャズをサンプリングする構図を逆転させ、ジャズからヒップホップにアプローチした本作『CREAM』で、カッサ・オーバーオールが自身のキャリアの中でバク宙したかのような変貌を遂げている。本作では、カッサの原点である2つの情熱、ヒップホップと、伝説的なジャズ・ドラマー、エルヴィン・ジョーンズに敬意を表している。全8曲のインストゥルメンタルを通して、カッサは、ザ・ノトーリアス・B.I.G.、ウータン・クラン、ドクター・ドレー、ア・トライブ・コールド・クエスト、アウトキャスト、ディゲブル・プラネッツ、そしてジュヴィナイルといったヒップホップのレジェンドアーティストの名曲を、ぶっとんだ冒険的なリズム感覚で、巧妙かつときに崇高なジャズ・スタンダードへと再構築している。
本作は、何年にもわたるツアー活動と、複雑なエレクトロニクス中心のライブセットを、よりシンプルな形へと削ぎ落とすアプローチから生まれた。 これまでのソロ作品では、ドラムマシンや細かく編集された音、Ableton Live、サンプリングなどに大きく依存していたが、『CREAM』では、マイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』やジョン・コルトレーンの『A Love Supreme』のような、ルディ・ヴァン・ゲルダー風のクラシックなジャズ録音技術が採用されている。ミュージシャンたちは同じ部屋で隔たりなく演奏し、一発録りで録音され、オーバーダブや編集は一切していない。
『CREAM』はただのカバーじゃなくて、ジャズを通してヒップホップを完全に再構築した作品なんだ。両ジャンルの音楽的な“内臓”と“魂”に深く入り込みながら。これは、ジャンル同士の衝突というより、90年代からずっと熟成されてきた“対話”を表現したもの。
- Kassa Overall
著書『Dilla Time』で知られる作家、ダン・チャーナス (Dan Charnas)は、『CREAM』のライナーノーツで次のようにコメントしている。
「新たな発想とともに現れたカッサ・オーバーオール。もし、ジャズが“自分自身を見出せる”楽曲だけでなく、より幅広いヒップホップの領域からリズムやユーモア、そして巧みに構築された音楽的引用を掘り下げたらどうなるか?……カッサ・オーバーオールのアルバム『CREAM』は、ヒップホップの正典的な8曲を再解釈した作品として、おそらく史上初の試みとして、その問いに答える。」
カッサ・オーバーオールの最新アルバム『CREAM』は、9月12日 (金) 世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラック「PRISON AND PHARMACEUTICALS (HOT VERSION)」が追加収録され、解説書が封入される。その他、輸入盤CDと通常盤LP( ブラック・ヴァイナル)、デジタル/ストリーミングでリリースされる。
さらに10月8日 (水)、10月9日 (木)、10月10日 (金)の三日間にわたるブルーノート東京公演が決定!
KASSA OVERALL
カッサ・オーバーオール
DATE & SHOWTIMES
2025 10.8 wed., 10.9 thu., 10.10 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm
[2nd]Open7:45pm Start8:30pm
MUSIC CHARGE
¥8,800(税込)
MEMBER
カッサ・オーバーオール(ヴォーカル、ドラムス、エレクトロニクス)
ベンジ・アロンセ(コンガ、エレクトロニクス)
エミリオ・モデスト(サックス)
マット・ウォン(キーボード)
ジェレマイア・カラブ・エドワーズ(ベース)
詳細:
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/kassa-overall/
Kassa Overall | カッサ・オーバーオール
カッサ・オーバーオールは、グラミー賞にノミネートされたジャズ・アーティストであり、ドラマー、MC、シンガー、プロデューサーとしても活躍している。ジャズ、ヒップホップ、そしてアヴァンギャルドな実験精神をシームレスに融合させ、唯一無二のサウンドを築き上げてきた。彼の音楽は革新的でありながらも親しみやすく、ジャンルの境界を押し広げつつ、リスナーを強く惹きつける。
これまでに、『I THINK I’M GOOD』『Go Get Ice Cream and Listen to Jazz』をはじめとする、批評家から高い評価を受けた6枚のミックステープおよびアルバムをリリース。直近のプロジェクト『ANIMALS』では、アーティストとして、そしてアメリカに生きる黒人男性としてのアイデンティティの複雑さを探求しており、参加アーティストも多彩で、ダニー・ブラウンやリル・B、ニック・ハキム、ヴィジェイ・アイヤーなどジャンル横断的な顔ぶれが並んだ。
カッサは子どもの頃から天才ドラマーであり、地元の警察オークションで手に入れたMPCとASR-10を使って独学でビートメイキングを始めた。やがてオバーリン音楽院を卒業後、20年以上にわたってジャズ・シーンの先鋭として活躍。ジェリ・アレン、ジョン・バティステ、スティーヴ・コールマンといった著名アーティストとの共演・録音歴を持ち、プロデューサーとしてセオ・クロッカー、アート・リンゼイ、ダニー・ブラウンらの作品に参加した。
しかし、この融合を自分のものとして確立したアーティストはいまだかつていない。
そこに登場したのが、カッサ・オーバーオールだ。
- ニューヨーク・タイムズ
現代ジャズにおける、もっとも大胆不敵な未来主義者の一人
- ピッチフォーク
カッサが戻ってきた!自身のバンドを率い、いつものように音楽の境界を押し広げ、
新たな自己表現の方法を探求している。
- NPR
グラミー賞にノミネートされ、ドリス・デューク・アーティスト賞も受賞しているジャズの開拓者、カッサ・オーバーオールが、9月12日 (金) に〈Warp Records〉よりニューアルバム『CREAM』をリリースすることが発表された。あわせて先行シングル「REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT)」が解禁。さらに10月には日本デビューを果たしたブルーノート東京に凱旋することも明らかとなった。
Kassa Overall - ‘REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT)’
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=P68mg5Lm3Jk/
配信リンク https://warp.net/kassa-overall-cream/
先行シングル「REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT)」は、ディゲブル・プラネッツの90年代の名曲を、15/4という変則拍子でアレンジした熱量の高いトラック。カッサは、ディゲブル・プラネッツのオープニングアクトやドラマーとして1年間ツアーに帯同した経験から、この曲を知り尽くすようになった。カッサのバージョンでは、オリジナルにあるコンガのリズムがドラムブレイクに変わり、サンプル元のアート・ブレイキーのスウィング感を回帰させている。
ディゲブル・プラネッツのスムーズなフローと、アート・ブレイキーの「Stretching」へのオマージュ。この曲を深く理解していたからこそ、変則拍子を導入したアプローチができたし、ボーカルやプロダクションの細部など、オリジナルから多くの要素を活かせた。エネルギー全開なのに音はクリスピーに仕上がっている
- Kassa Overall
従来のヒップホップがジャズをサンプリングする構図を逆転させ、ジャズからヒップホップにアプローチした本作『CREAM』で、カッサ・オーバーオールが自身のキャリアの中でバク宙したかのような変貌を遂げている。本作では、カッサの原点である2つの情熱、ヒップホップと、伝説的なジャズ・ドラマー、エルヴィン・ジョーンズに敬意を表している。全8曲のインストゥルメンタルを通して、カッサは、ザ・ノトーリアス・B.I.G.、ウータン・クラン、ドクター・ドレー、ア・トライブ・コールド・クエスト、アウトキャスト、ディゲブル・プラネッツ、そしてジュヴィナイルといったヒップホップのレジェンドアーティストの名曲を、ぶっとんだ冒険的なリズム感覚で、巧妙かつときに崇高なジャズ・スタンダードへと再構築している。
本作は、何年にもわたるツアー活動と、複雑なエレクトロニクス中心のライブセットを、よりシンプルな形へと削ぎ落とすアプローチから生まれた。 これまでのソロ作品では、ドラムマシンや細かく編集された音、Ableton Live、サンプリングなどに大きく依存していたが、『CREAM』では、マイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』やジョン・コルトレーンの『A Love Supreme』のような、ルディ・ヴァン・ゲルダー風のクラシックなジャズ録音技術が採用されている。ミュージシャンたちは同じ部屋で隔たりなく演奏し、一発録りで録音され、オーバーダブや編集は一切していない。
『CREAM』はただのカバーじゃなくて、ジャズを通してヒップホップを完全に再構築した作品なんだ。両ジャンルの音楽的な“内臓”と“魂”に深く入り込みながら。これは、ジャンル同士の衝突というより、90年代からずっと熟成されてきた“対話”を表現したもの。
- Kassa Overall
著書『Dilla Time』で知られる作家、ダン・チャーナス (Dan Charnas)は、『CREAM』のライナーノーツで次のようにコメントしている。
「新たな発想とともに現れたカッサ・オーバーオール。もし、ジャズが“自分自身を見出せる”楽曲だけでなく、より幅広いヒップホップの領域からリズムやユーモア、そして巧みに構築された音楽的引用を掘り下げたらどうなるか?……カッサ・オーバーオールのアルバム『CREAM』は、ヒップホップの正典的な8曲を再解釈した作品として、おそらく史上初の試みとして、その問いに答える。」
カッサ・オーバーオールの最新アルバム『CREAM』は、9月12日 (金) 世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラック「PRISON AND PHARMACEUTICALS (HOT VERSION)」が追加収録され、解説書が封入される。その他、輸入盤CDと通常盤LP( ブラック・ヴァイナル)、デジタル/ストリーミングでリリースされる。
さらに10月8日 (水)、10月9日 (木)、10月10日 (金)の三日間にわたるブルーノート東京公演が決定!
KASSA OVERALL
カッサ・オーバーオール
DATE & SHOWTIMES
2025 10.8 wed., 10.9 thu., 10.10 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm
[2nd]Open7:45pm Start8:30pm
MUSIC CHARGE
¥8,800(税込)
MEMBER
カッサ・オーバーオール(ヴォーカル、ドラムス、エレクトロニクス)
ベンジ・アロンセ(コンガ、エレクトロニクス)
エミリオ・モデスト(サックス)
マット・ウォン(キーボード)
ジェレマイア・カラブ・エドワーズ(ベース)
詳細: https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/kassa-overall/
Kassa Overall | カッサ・オーバーオール
カッサ・オーバーオールは、グラミー賞にノミネートされたジャズ・アーティストであり、ドラマー、MC、シンガー、プロデューサーとしても活躍している。ジャズ、ヒップホップ、そしてアヴァンギャルドな実験精神をシームレスに融合させ、唯一無二のサウンドを築き上げてきた。彼の音楽は革新的でありながらも親しみやすく、ジャンルの境界を押し広げつつ、リスナーを強く惹きつける。
これまでに、『I THINK I’M GOOD』『Go Get Ice Cream and Listen to Jazz』をはじめとする、批評家から高い評価を受けた6枚のミックステープおよびアルバムをリリース。直近のプロジェクト『ANIMALS』では、アーティストとして、そしてアメリカに生きる黒人男性としてのアイデンティティの複雑さを探求しており、参加アーティストも多彩で、ダニー・ブラウンやリル・B、ニック・ハキム、ヴィジェイ・アイヤーなどジャンル横断的な顔ぶれが並んだ。
カッサは子どもの頃から天才ドラマーであり、地元の警察オークションで手に入れたMPCとASR-10を使って独学でビートメイキングを始めた。やがてオバーリン音楽院を卒業後、20年以上にわたってジャズ・シーンの先鋭として活躍。ジェリ・アレン、ジョン・バティステ、スティーヴ・コールマンといった著名アーティストとの共演・録音歴を持ち、プロデューサーとしてセオ・クロッカー、アート・リンゼイ、ダニー・ブラウンらの作品に参加した。