2017年にリリースされたアルバム『Sleep Well Beast』が全英1位、全米2位、そしてグラミー賞を獲得するなど名実ともにUSインディの頂へと上り詰めたザ・ナショナルが映画監督マイク・ミルズとのコラボレーション作品『I Am Easy to Find』を経て、通算9作目となるスタジオ・アルバム『First Two Pages of Frankenstein』とともに帰還。4/28に〈4AD〉よりリリースされる同作より新曲「Tropic Morning News」が公開された。

The National - Tropic Morning News


「この曲は、自分を表現するのに苦労したり、世界の騒音に会話の可能性がかき消されたときに、誰かとつながろうとすることを歌ったものになったんだ。」
- マット・バーニンガー

今回公開されたアルバムからのファースト・シングルである「Tropic Morning News」はハンブルグでライブ録音されたもので、ブライス・デスナーがロンドン・コンテンポラリー・オーケストラと共同制作したもので、豊かでありながら繊細な壮大さが宿っている。「マットが落ち込んでいるときにこの曲を持ってきたとき、それは僕らにとってターニングポイントのように感じられた」とアーロンは言う。「この曲はディラン風の歌詞で、演奏するのがとても楽しくて、すべてが突然生き返ったように感じたんだ。」

ニューヨーク北部のLong Pond Studiosで制作されたアルバムは、リード・シンガーのマット・バーニンガーが「歌詞やメロディーが全く思いつかない」という絶望や苦境に面していたが、音楽的パートナーシップの中にあった長年の緊張関係を変え、お互いを、そして曲を、まるで家族を大切にするように気遣うこと、メンバーとともに新たな角度で楽曲にアプローチをすることによって、バンドのケミストリーを見事に再生していった全11曲を収録。すでにライヴで披露されていた「Grease in Your Hair」や「Ice Machines」に加え、コロナ禍の共同作業で親交を深めた世紀のポップ・アイコンであるテイラー・スウィフト、そしてフィービー・ブリジャーズとスフィアン・スティーヴンスといった新旧の盟友たちが参加しており、バンドの新章を飾るにふさわしい作品がここに完成した。

4/28(金)に世界同時リリースとなる本作の日本盤CDには解説および歌詞対訳が付属し、ボーナス・トラックを追加収録。Tシャツ付限定バンドルも販売される。また輸入盤は通常のCD/LPに加え、数量限定レッド・ヴァイナルが同時リリース。本日より各店にて随時予約がスタートする。