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Cat Power / 多くの女性アーティストに影響を与えてきた"インディー・ロック界の高貴な女王” キャット・パワーが最新作『Covers』を発表! フランク・オーシャンの「Bad Religion」とザ・ポーグスの「A Pair Of Brown Eyes」のカヴァー2曲を同時に公開

2021.10.08

Cat Power / 多くの女性アーティストに影響を与えてきた"インディー・ロック界の高貴な女王” キャット・パワーが最新作『Covers』を発表! フランク・オーシャンの「Bad Religion」とザ・ポーグスの「A Pair Of Brown Eyes」のカヴァー2曲を同時に公開

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Cat Power / 多くの女性アーティストに影響を与えてきた"インディー・ロック界の高貴な女王” キャット・パワーが最新作『Covers』を発表! フランク・オーシャンの「Bad Religion」とザ・ポーグスの「A Pair Of Brown Eyes」のカヴァー2曲を同時に公開

30年以上にわたる活動の中で唯一無二の存在感を発揮し、"インディー・ロック界の 高貴な女王”と評されるキャット・パワーことショーン・マーシャル。その比類無き歌声、ソング・ライティングはラナ・デル・レイ、クレイロ、サッカー・マミー、フィービー・ブリジャーズ、ジュリアン・ベイカー、エンジェル・オルセンなど…多くの新世代アーティスト達にも影響を与え続けている。また、キャット・パワーはこれまでのキャリアで『The Covers Record』『Jukebox』という2枚のカヴァー・アルバムをリリース、原曲の新たな魅力を引き出すことで高評価を得てきた。そして今回、カヴァー・シリーズの3枚目となる『Covers』を2022年1月14日にリリースすることを発表、フランク・オーシャンのカヴァー「Bad Religion」とザ・ポーグスのカヴァー「A Pair Of Brown Eyes」の2曲を同時に公開した。

Cat Power - Bad Religion (Official Audio)


Cat Power - A Pair Of Brown Eyes (Official Audio)


『Covers』においてマーシャルは幼少期から現在までに影響を受けてきた数々の楽曲を振り返っており、それぞれの歌が彼女の私的な思い出に深く結びついている。ビリー・ホリデイの「I'll Be Seeing You」は祖母が愛聴しており、キティ・ウェルズの「It Wasn't God Who Made Honky Tonk Angels」は10代のころにカセットテープが詰まった箱を見つけて運命的な出会いをした。さらに、1986年のマイケル・ハッチェンス出演の映画『ドッグ・イン・スペース』でイギー・ポップの「Endless Sea」を聴いて震えるほど興奮したことや、貧しいアーティストとしてニューヨークで過ごしていた20代のころにモナズ・バーのジュークボックスになけなしの金を払ってリプレイスメンツの「Here Comes a Regular」を聴いた思い出などが詰め込まれている。人生で最も好きな曲のひとつと語るザ・ポーグスの「Pair of Brown Eyes」をレコーディングし、癌で亡くなったひとりの友人を思い出した彼女は、他者を失った悲しみから立ち直るきっかけになるようにとボブ・シーガーの「Against the Wind」を歌った。

マーシャルは、ニコやニック・ケイヴといったロックンロールを象徴するアーティストをカヴァーするだけでなく、誰にも真似のできないパワフルなボーカルと洗練されたアレンジの技を現代のアーティストたちの楽曲でも発揮し、デッド・マンズ・ボーンズの「Pa Pa Power」の反骨精神やラナ・デル・レイの「A White Mustang」の幻想的な雰囲気を見事に表現している。また、アルバムはフランク・オーシャンの「Bad Religion」の輝かしいカバーで幕を開けるが、この曲について彼女はこう語っている。

私は、神がいかなる名前で呼ばれようとも、その存在を信じている……。だからといって、このような宗教の名の下に人類に対して恐ろしい行為を実施した卑劣な人間たちを特別視するべきではないと思う - Cat Power

そして今回の『Covers』で、絶えず進化を続けるアーティストであるマーシャルは、自身の曲である「Hate」の改変に取り組んだ。この歌は2006年のアルバム『The Greatest』に収録されたもので、曲中で彼女は「自分のことが大嫌いで死んでしまいたい」と歌っていた。マーシャルによれば、このトラックについてはずっと「不本意」だという気持ちがあり、そこで今回「Unhate」というタイトルで再構成することにしたという。この新しいバージョンは、原曲の未熟な乱暴さを現在地から振り返るものになっている。「誰にでも荒れた時代はある」と彼女は言う。「誰もが問題やトラウマといったものを抱えている。そういう気分に陥ることは誰にでもあるだろう。それでも私はこの曲をあるべき姿に変えなくてはならなかった」

『Covers』はすべてマーシャルのセルフプロデュースによって制作された。レコーディングはロサンゼルスのMantスタジオにて、ミキシングとエンジニアリングを担当するロブ・シュナフとともに実施された。

待望の最新作『Covers』は2022年1月14日にリリース!国内盤CDには解説・歌詞対訳が封入され、ボーナストラックが収録される。LPは通常のブラック・ヴァイナルに加え、限定のゴールド・ヴァイナルも発売される。

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