絶叫するギターと、ニジェール、そしてアフリカ全土の植民地主義の遺産を非難する歌詞による悲願の叫び。
- New York Times
このレコードを道しるべに、モクターの過去数十年にわたる才能を探ってみてはいかがだろうか。
- The Line Of Best Fit ★★★★★★★★★☆
これらの曲がステージで披露されれば、大嵐になることは間違いない、魅力的な作品。
- The Arts Desk ★★★★
ニジェール共和国が産んだロックの英雄であり、このカオスな世界に最も必要なバンド、エムドゥ・モクター。昨年5月にリリースされた『Funeral For Justice』は、Pitchforkより8.4点の高評価を受けると「Best New Music」に選出。Rolling StoneやNME、The New Yorkerなど多数のメディアからも大絶賛の嵐を受け、多くの媒体の年間ベスト・アルバム上位に選出されるなど、まさに2024年を代表するアルバムの一つと言っても全く過言ではない作品であり、その続編となる作品『Tears of Injustice』が、いよいよ2月28日(金)に〈Matador〉より発売される。そして本日、バンドはアルバムに収録されている「Funeral for Justice (Injustice Version)」をミュージック・ビデオと共に公開した。この曲は『Funeral For Justice』のタイトル・トラックであり、バンドの晩年の活動の要のようなものだが、『Tears of Injustice』のために劇的にその曲調を変えた。原曲のタイトなアレンジと大音量のギター・リフは脇に置かれ、ルーズで広大、即興的なアレンジが施されている。
エムドゥ・モクターの新作は、『Funeral for Justice』をアコースティック楽器と伝統楽器用に新たにアレンジし、再レコーディングしたものだ。批評家から高く評価されたこの作品の進化版であり、エネルギッシュなオリジナルに対する、内省的な対照版とも言える内容になっている。2023年7月、エムドゥ・モクターがアメリカをツアーしている最中、ニジェールのモハメド・バズーム大統領が軍事政権によって退陣させられ、大統領官邸で囚われの身となった。軍政は国境封鎖を命じ、バンドメンバーのエムドゥ・モクター、アフムードゥ・マダサネ、スレイマン・イブラヒムは家族のもとに帰ることができなくなった。『Funeral for Justice』の姉妹アルバムをレコーディングする計画はすでに進行中だったが、(当時はまだリリースまで何ヵ月もあった)、そのアイデアは、新たな意味を持ち始めた。ツアーがニューヨークで終了した2日後、4人組はエンジニアのセス・マンチェスターとともにブルックリンのBunker Studioで『Tears of Injustice』のレコーディングを開始した。バンドのアメリカ在住のベーシスト兼プロデューサーのマイキー・コルタンは説明する。「僕らは、いつもライヴでアレンジを変えて遊んでいる。レコードでもそれができることを証明したかったんだ。それに、削ぎ落とされた編成で演奏することで、バンドの別の一面が現れる。何か新しいものになるんだ。」
『Funeral for Justice』では、ニジェールの苦境に対する怒りや、トゥアレグ族の人々の怒りが、音楽のボリュームやスピードに端的に表れている。『Tears of Injustice』では、曲の重みは健在だが、音が増幅されているわけではない。その音は、悲しみに満ちており、貧困、植民地による搾取、そして政治的動乱の絶え間ない渦中にある国民の悲しみを伝えている。これはトゥアレグ族による、生々しく本質的なプロテスト・ミュージックなのだ。彼らは『Tears of Injustice』のレコーディングを、みんなで同じ部屋に入って行うことにした。セッションを、ゆるく、無駄をそぎ落とし、自発的なものにしたのだ。「事前にアレンジを練ったりはしなかった」とコルタンは振り返る。「ただ演奏して、感触を確かめ、曲を作っていった」作業はすぐにまとまり、主要なレコーディングはわずか2日間で終了した。「Imouhar」の催眠術のような8分のテイクは、実際には2つの異なるパートを連続して演奏したものだ。モクターが、テイクを区切るために十分な時間を置かずに、演奏を続けてしまったのも一因だ。1ヵ月後、バンドはニジェールに帰国することができたが、その際、コルタンはマダサネにズーム・レコーダーを持たせた。リズム・ギタリストであるマダサネは、それを使ってトゥアレグ族のグループによるコール・アンド・レスポンス・ヴォーカルを録音し、後にそれを最終的なミックスに加えた。
『Funeral for Justice』が怒りの音だとすれば、『Tears of Injustice』は悲しみの音だ。
誇り高き反抗の音。- Pitchfork (8.4 - Best New Music)
バンド史上最も力強いこのアルバムは、大型フェスでも観客の興奮を誘うに違いない。
- Rolling Stone ★★★★
『Funeral for Justice』は、いろいろな意味で、抗議、抵抗、不満についてのアルバムだが、あきらめや屈服についてのアルバムではない。その刺激的な音のエネルギーは、怒りに突き動かされ、敗北に逆らっているのだ。
- The New Yorker
まばゆいほどの光を放っている。
- The Observer ★★★★★
アンプのレベルを11(*通常Maxは10)まで引き上げた、世界中の尊敬を浴び、物議を醸す傑作。
- MOJO ★★★★
ロックの革命家たちは今もワイルドでエキサイティングだ。
- NME ★★★★
絶叫するギターと、ニジェール、そしてアフリカ全土の植民地主義の遺産を非難する歌詞による悲願の叫び。
- New York Times
このレコードを道しるべに、モクターの過去数十年にわたる才能を探ってみてはいかがだろうか。
- The Line Of Best Fit ★★★★★★★★★☆
これらの曲がステージで披露されれば、大嵐になることは間違いない、魅力的な作品。
- The Arts Desk ★★★★
ニジェール共和国が産んだロックの英雄であり、このカオスな世界に最も必要なバンド、エムドゥ・モクター。昨年5月にリリースされた『Funeral For Justice』は、Pitchforkより8.4点の高評価を受けると「Best New Music」に選出。Rolling StoneやNME、The New Yorkerなど多数のメディアからも大絶賛の嵐を受け、多くの媒体の年間ベスト・アルバム上位に選出されるなど、まさに2024年を代表するアルバムの一つと言っても全く過言ではない作品であり、その続編となる作品『Tears of Injustice』が、いよいよ2月28日(金)に〈Matador〉より発売される。そして本日、バンドはアルバムに収録されている「Funeral for Justice (Injustice Version)」をミュージック・ビデオと共に公開した。この曲は『Funeral For Justice』のタイトル・トラックであり、バンドの晩年の活動の要のようなものだが、『Tears of Injustice』のために劇的にその曲調を変えた。原曲のタイトなアレンジと大音量のギター・リフは脇に置かれ、ルーズで広大、即興的なアレンジが施されている。
エムドゥ・モクターの新作は、『Funeral for Justice』をアコースティック楽器と伝統楽器用に新たにアレンジし、再レコーディングしたものだ。批評家から高く評価されたこの作品の進化版であり、エネルギッシュなオリジナルに対する、内省的な対照版とも言える内容になっている。2023年7月、エムドゥ・モクターがアメリカをツアーしている最中、ニジェールのモハメド・バズーム大統領が軍事政権によって退陣させられ、大統領官邸で囚われの身となった。軍政は国境封鎖を命じ、バンドメンバーのエムドゥ・モクター、アフムードゥ・マダサネ、スレイマン・イブラヒムは家族のもとに帰ることができなくなった。『Funeral for Justice』の姉妹アルバムをレコーディングする計画はすでに進行中だったが、(当時はまだリリースまで何ヵ月もあった)、そのアイデアは、新たな意味を持ち始めた。ツアーがニューヨークで終了した2日後、4人組はエンジニアのセス・マンチェスターとともにブルックリンのBunker Studioで『Tears of Injustice』のレコーディングを開始した。バンドのアメリカ在住のベーシスト兼プロデューサーのマイキー・コルタンは説明する。「僕らは、いつもライヴでアレンジを変えて遊んでいる。レコードでもそれができることを証明したかったんだ。それに、削ぎ落とされた編成で演奏することで、バンドの別の一面が現れる。何か新しいものになるんだ。」
『Funeral for Justice』では、ニジェールの苦境に対する怒りや、トゥアレグ族の人々の怒りが、音楽のボリュームやスピードに端的に表れている。『Tears of Injustice』では、曲の重みは健在だが、音が増幅されているわけではない。その音は、悲しみに満ちており、貧困、植民地による搾取、そして政治的動乱の絶え間ない渦中にある国民の悲しみを伝えている。これはトゥアレグ族による、生々しく本質的なプロテスト・ミュージックなのだ。彼らは『Tears of Injustice』のレコーディングを、みんなで同じ部屋に入って行うことにした。セッションを、ゆるく、無駄をそぎ落とし、自発的なものにしたのだ。「事前にアレンジを練ったりはしなかった」とコルタンは振り返る。「ただ演奏して、感触を確かめ、曲を作っていった」作業はすぐにまとまり、主要なレコーディングはわずか2日間で終了した。「Imouhar」の催眠術のような8分のテイクは、実際には2つの異なるパートを連続して演奏したものだ。モクターが、テイクを区切るために十分な時間を置かずに、演奏を続けてしまったのも一因だ。1ヵ月後、バンドはニジェールに帰国することができたが、その際、コルタンはマダサネにズーム・レコーダーを持たせた。リズム・ギタリストであるマダサネは、それを使ってトゥアレグ族のグループによるコール・アンド・レスポンス・ヴォーカルを録音し、後にそれを最終的なミックスに加えた。
2025年2月28日(金)に世界同時発売となる本作は、デジタル/ストリーミング配信に加えて、国内流通仕様盤CDに解説書を収録。輸入盤はCDと通常ブラック・ヴァイナルに加え、数量限定スカイヴルー・ヴァイナルが発売される。