USオルタナ、ハードロックから世界を制覇した絶対王者、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(以下、QOTSA)が、18年越しの夢を映像化した作品『Alive in the Catacombs』を公開した。ラ・ブログテークが制作、トマ・ラメスが監督を務めた今作は、現在 qotsa.comにてレンタルおよび購入が可能であり、6月7日までに『Alive in the Catacombs』を購入したファンは、特典として撮影の舞台裏を追ったドキュメンタリー『Alive in Paris and Before』も視聴可能になる。この特別なドキュメンタリーでは、カタコンブ公演までの数日間に起きた激動の舞台裏が描かれている。ジョシュ・ホーミの緊急な健康問題により、The End is Neroツアーの残り日程を延期せざるを得なかった、バンドにとって非常に困難な時期の舞台裏を赤裸々に描写。その記録は、『Alive in the Catacombs』に刻まれた勝利の瞬間に、さらに深い背景と意味を与えている。音源のみのバージョンについては、近日中にアナウンス予定される。
本作は長らく噂となっていたバンドによる、パリのカタコンブ(地下墓地)でのパフォーマンスを記録した映像と音のドキュメントである。2024年7月に撮影・録音された本作は、QOTSAのこれまでにない姿と音を捉えたまさに唯一無二の体験だ。彼らのキャリアを網羅する楽曲の中から厳選されたセットリストが、カタコンブに合わせて大胆に再構築されている。そこには、何百万人もの人骨に囲まれた空間でかつてないほど親密な形でQOTSAが存在する--「これまでで一番多くの“聴衆”に囲まれて演奏したよ」とジョシュは語る。『Alive in Paris and Before』と『Alive in the Catacombs』は、それぞれが独立した作品でありながら、ひとつの明確な物語の弧を描き出している。ドキュメンタリーはバンドが最も脆く不安定な時期を映し出し、ライヴ映像はQOTSAのキャリア史上、最も壮大で勝利に満ちた瞬間を刻み込んでいる。
選曲、楽器の構成、演出のすべては、カタコンブという場に最大限の敬意を払って緻密に計画された。音響や環境音--水の滴る音、反響、自然な共鳴--から、音楽を引き立てる暗い照明まで、一切が細部に至るまで配慮されている。スタジオの防音室やステージ上のモニターという快適な環境から遠く離れた場所で、『Alive in the Catacombs』はバンドが単にこの挑戦に挑むだけでなく、それを真正面から受け入れる様子を捉えている。ジョシュは回想する。「あの場所は何もかもが削ぎ落とされているから、俺たちも余分なものを削ぎ落とした。そして音楽が削ぎ落とされ、言葉が削ぎ落とされた…あの場所でロックしようとするのは馬鹿げている。あの空間がすべての決断を下した。あの空間がすべてを支配している。あの空間にいる時は、そこに従うしかない」。その結果、QOTSAは最も本質的な形に凝縮された。ジョシュ・ホーミ、トロイ・ヴァン・リューウェン、マイケル・シューマン、ディーン・フェルティータ、ジョン・セオドアの5人に三重奏のストリングスが加わった。打楽器には鎖や割り箸といった即興の道具が使われた。『Alive in the Catacombs』は、QOTSAが必然的に最もプリミティヴな形に削ぎ落とされた作品だ。電源がないため、電気ピアノにはカー・バッテリーをつなぎ、いわば「アンプラグド」ですらない状態で演奏が行われた。そして、すべての曲はオーバーダブや編集なしの完全な一発録りで、フィルターも一切かけていない。言葉では表現しきれない『Alive in the Catacombs』の壮麗さ。静けさと壮大さが見事に同居する本作は、実際に体験することで初めてその真価が分かる。美しさは、内なる葛藤と外的制約の中にこそある。これはジョシュ・ホーミが最も肉体的に無防備でありながら、最も輝かしい瞬間を捉えた作品なのだ。
パフォーマンス映像作品『Alive in the Catacombs』
幽霊に取り憑かれるなら、何百万人もの死者に囲まれた場所こそふさわしい。舞台裏ドキュメンタリー『Alive in Paris and Before』
https://qotsa.com/
こんなに歓迎されたと感じたことは、人生で一度もなかったよ。
- ジョシュ・ホーミ
USオルタナ、ハードロックから世界を制覇した絶対王者、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(以下、QOTSA)が、18年越しの夢を映像化した作品『Alive in the Catacombs』を公開した。ラ・ブログテークが制作、トマ・ラメスが監督を務めた今作は、現在 qotsa.comにてレンタルおよび購入が可能であり、6月7日までに『Alive in the Catacombs』を購入したファンは、特典として撮影の舞台裏を追ったドキュメンタリー『Alive in Paris and Before』も視聴可能になる。この特別なドキュメンタリーでは、カタコンブ公演までの数日間に起きた激動の舞台裏が描かれている。ジョシュ・ホーミの緊急な健康問題により、The End is Neroツアーの残り日程を延期せざるを得なかった、バンドにとって非常に困難な時期の舞台裏を赤裸々に描写。その記録は、『Alive in the Catacombs』に刻まれた勝利の瞬間に、さらに深い背景と意味を与えている。音源のみのバージョンについては、近日中にアナウンス予定される。
本作は長らく噂となっていたバンドによる、パリのカタコンブ(地下墓地)でのパフォーマンスを記録した映像と音のドキュメントである。2024年7月に撮影・録音された本作は、QOTSAのこれまでにない姿と音を捉えたまさに唯一無二の体験だ。彼らのキャリアを網羅する楽曲の中から厳選されたセットリストが、カタコンブに合わせて大胆に再構築されている。そこには、何百万人もの人骨に囲まれた空間でかつてないほど親密な形でQOTSAが存在する--「これまでで一番多くの“聴衆”に囲まれて演奏したよ」とジョシュは語る。『Alive in Paris and Before』と『Alive in the Catacombs』は、それぞれが独立した作品でありながら、ひとつの明確な物語の弧を描き出している。ドキュメンタリーはバンドが最も脆く不安定な時期を映し出し、ライヴ映像はQOTSAのキャリア史上、最も壮大で勝利に満ちた瞬間を刻み込んでいる。
パリのカタコンブは、全長320km(約200マイル)に及ぶ巨大な地下納骨堂で、18世紀に埋葬された数百万体の遺骨が積まれており、壁の多くは頭蓋骨と骨で構成されている。ジョシュは20年近く前に初めてこの地を訪れて以来、QOTSAとしてこのカタコンブで演奏することを夢見てきた。だがパリ市は、これまで一度もアーティストに演奏許可を与えたことがなかった。法を守る善良市民であるQOTSAは正式な許可が下りるまでその夢を待ち続けた。
選曲、楽器の構成、演出のすべては、カタコンブという場に最大限の敬意を払って緻密に計画された。音響や環境音--水の滴る音、反響、自然な共鳴--から、音楽を引き立てる暗い照明まで、一切が細部に至るまで配慮されている。スタジオの防音室やステージ上のモニターという快適な環境から遠く離れた場所で、『Alive in the Catacombs』はバンドが単にこの挑戦に挑むだけでなく、それを真正面から受け入れる様子を捉えている。ジョシュは回想する。「あの場所は何もかもが削ぎ落とされているから、俺たちも余分なものを削ぎ落とした。そして音楽が削ぎ落とされ、言葉が削ぎ落とされた…あの場所でロックしようとするのは馬鹿げている。あの空間がすべての決断を下した。あの空間がすべてを支配している。あの空間にいる時は、そこに従うしかない」。その結果、QOTSAは最も本質的な形に凝縮された。ジョシュ・ホーミ、トロイ・ヴァン・リューウェン、マイケル・シューマン、ディーン・フェルティータ、ジョン・セオドアの5人に三重奏のストリングスが加わった。打楽器には鎖や割り箸といった即興の道具が使われた。『Alive in the Catacombs』は、QOTSAが必然的に最もプリミティヴな形に削ぎ落とされた作品だ。電源がないため、電気ピアノにはカー・バッテリーをつなぎ、いわば「アンプラグド」ですらない状態で演奏が行われた。そして、すべての曲はオーバーダブや編集なしの完全な一発録りで、フィルターも一切かけていない。言葉では表現しきれない『Alive in the Catacombs』の壮麗さ。静けさと壮大さが見事に同居する本作は、実際に体験することで初めてその真価が分かる。美しさは、内なる葛藤と外的制約の中にこそある。これはジョシュ・ホーミが最も肉体的に無防備でありながら、最も輝かしい瞬間を捉えた作品なのだ。