プライマル・スクリームのプロデュース、ニュー・オーダー、ビョーク、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインらのリミックスを手がけ、世界最高のDJ/プロデューサーとして唯一無二の存在だった、故アンドリュー・ウェザオール。そんな彼がアルーフ(The Aloof)のメンバー、ジャグズ・クーナーとゲイリー・バーンズと共に結成したプロジェクト、セイバーズ・オブ・パラダイスが〈Warp〉より、1990年代中盤のエレクトロニック・ミュージックを代表する2作としてリリースした、『Sabresonic』、『Haunted Dancehall』を再発!いずれもオリジナル・テープからのリマスタリングが施され、オリジナル発売以来初となるCD/LPフォーマットでのリイシューが実現する。「Smokebelch II (Beatless Mix)」、「Theme」は初のLP収録となっている。
今回の再発は、現存メンバーのジャグズ・クーナーとゲイリー・バーンズの全面協力のもと、故アンドリュー・ウェザオールの遺族との連携により行われた。リマスターはマット・コルトンが手がけている。
Sabresonic
1994年に発表されたセイバーズ・オブ・パラダイスの2作目。初回リリース以降、アナログ盤およびCDはいずれも入手困難となっていたが、今回、オリジナル・テープからマット・コルトンによりリマスタリングが施され、「Theme」が2枚組LPに初収録されている。
本作がリリースされた1994年末には、セイバーズ・オブ・パラダイスは制作トリオからフルバンドへと進化しており、ライブ・ツアーも開始。Warpレーベルの仲間であるRed Snapperのリッチ・セアや、後にLCDサウンドシステムに参加するフィル・モスマンといった追加メンバーを迎えてステージを展開した。ノエル・ギャラガーからオアシスのサポートとして大規模会場での共演を打診されながらも、彼らは学生会館やクラブ、そして伝説的にはロンドン中心部の駐車場での公演を選んだ。ツアー告知には「ジャグラー禁止、火吹き禁止、フルート禁止、弁護士付きのヒッピー禁止」といった注意書きまで添えられていた。
スタジオでの音楽性も大きく変化しており、サンプリング(1930年代のヴードゥー・ジャズの影響が感じられる「Wilmot」)、生演奏(「Tow Truck」の強烈なツインギターリフ)、そして映画音楽への深い愛情が随所に感じられる。たとえば「Theme」のブロック・パーティー的ファンクから、タイトル曲「Haunted Dancehall」のノワール風サウンドスケープに至るまで、映画のサウンドトラックさながらの世界観が展開される。
加えて、各トラックに付属するテキスト(ジェームズ・ウッドボーン名義)が収録されており、それらは連なって一編の陰鬱で退廃的な短編小説となっている。これらのテキストは、実はウェザオール自身が偽名で執筆したのではないかという噂もある。後年、『ガーディアン』紙は本作を「テクノ初のコンセプト・アルバム」と評した。
T-SHIRTS SIZE GUIDE
|
S |
M |
L |
XL |
身丈 / Length
|
63 |
68 |
72 |
75 |
身幅 / Width
|
47 |
52 |
55 |
60 |
肩幅 / Sholder
|
42 |
46 |
50 |
55 |
袖丈 / Sleeve
|
18 |
22 |
22 |
23 |
・綿100%