ドイツ老舗レーベル、ドイチェ・グラモフォンから二作目となるソロ・アルバム 『the skies, they shift like chords』を10月13日にリリース。
「Strangely, I Dreamt」のインストゥルメンタル・バージョンと、ロジャーの娘セシリー・イーノ監督・出演の新作ミュージックビデオはともに2023年11月18日に公開される。

楽曲試聴　 https://dg.lnk.to/Eno-Instrumental
ミュージック・ビデオ視聴 　https://www.youtube.com/watch?v=K7ZF1hz81XY

『the skies, they shift like chords』はあらゆる意味で息をのむような作品。心を揺さぶるラインで不安を煽ると同時に、美しさの表現に温かみを感じさせる驚くべきリリース - 音楽への情熱だけが創り出す豊かさが感じられる。
- Spectrum Culture

先月リリースされたロジャー・イーノの新作アルバム『the skies, they shift like chords』は各方面から賞賛されている。
Qobozではアルバム・オブ・ザ・ウィークに選ばれ、「このアルバムは次元を行き来するような旅に連れ出してくれる、十分に味わい熟考すべき作品。ロジャー・イーノは音楽を通して私たちのエモーショナルな部分を引き出してくれる天才。多くの人を魅了すると同時に、各々のリスニング体験に命を吹き込むことができるのは、マスター・アーティストであることの証明だ」と絶賛。

アルバムで唯一のボーカル楽曲「Strangely, I Dreamt」は、ロジャーの長女で、ボーカリスト、ビジュアル・アーティストでもあるセシリー・イーノが共作、及び歌唱を担当。クリスチャン・バズーラ、スコーリング・ベルリンの弦楽演奏も堪能できる曲となっている。
ミュージック・ビデオはセシリーが監督し、イギリスのサフォーク州に位置する緑豊で穏やかな森林にて撮影され、ロジャーの瞑想的な音楽を表現している。

ロジャーの出身地でもある東アングリア地方への特別な想いは、アルバムを通してにエモーショナルな筋を通している。彼の音楽はこの地域の風景 - 小さなマーケット・タウンや中世に建てられた教会、麦畑、牧草地、川やどこまでも広い空などからインスパイアされていて、地域の詩人や1800年代に活動していたノリッジのアーティストからも強い影響を受けている。アルバムのどこかメランコリーなトーンからは、過剰な農業や気候変動でこの地域が抱える生物多様性を脅かす脅威を感じられる。

「アルバムの全体的なムードは儚さの一種」とイーノは新作について語る。彼の作品には静寂の瞬間が重要で、その余白によって音楽が呼吸し、聞き手各々が考えを巡らせる。

「アルバムにはわざと多くのギャップやサイレント・ポーズを入れていて、作品のとても大事な部分となっている。曲が終わっても、まだあなたがその余韻に浸れるように。作曲は制作のほんの一部分で、このような構造的なディテールが重要なんだ」
ーロジャー・イーノ

今後のライブ予定
2023
22 November – Fotografiska Museum, Berlin ticket link

2024
14 February – Copenhagen Jazz Festival, Copenhagen
25 February – Queen Elizabeth Hall, London
21 March – Big Ears Festival, Knoxville
27 Mar – Masonic Lodge, Los Angeles
29 Mar – National Sawdust, Brooklyn