1980年に〈Beggars Banquet〉の姉妹レーベルとして創立し、その40年の歴史の中で各時代を代表するアクトを輩出しながら世界のインディー・シーンを牽引し続けてきた名門〈4AD〉。ゴス、ポスト・パンク、シューゲイズから出発し、現在では様々な音楽スタイルやサウンドを蓄積した膨大なアーカイヴからレーベルとタワーレコード・スタッフが厳選した合同企画盤コピレーション『Pleasures and Treasures』が6月3日にリリース。同作よりルシンダ・チュアによるロイ・ハーパーのカバー「Another Day」が配信開始となった。

Lucinda Chua – Another Day



今回のコンピレーションの冒頭を飾る本楽曲は、1984年のディス・モータル・コイルによるヴァージョンにインスパイアされ、シネマティックなストリングスを受け継ぎながら、チュアのハスキーなボーカルが美しくオーケストレーションされている。

本作『Pleasures and Treasures』にはドライ・クリーニングやビッグ・シーフのライヴ音源をはじめ、各ディケイドの代表曲や、レア音源、初CD化音源を含む全23曲を収録した2枚組CD(完全限定生産盤)。また、ライナーノーツは82年に日本のみでリリースされた伝説的コンピレーション『ネイチャー・モルテス・ライヴス〜闇黒の舞踏会』の企画者である大鷹俊一氏が担当。日本ではタワーレコードのみで先行販売される完全限定生産盤となっており、ここから浮かび上がる深い温故知新と一貫した美学は、〈4AD〉がいかに特別なレーベルなのかを再び証明する。

また、タワーレコード渋谷店では本作のリリースを記念して、貴重なヴィンテージ・ポスターのレプリカを展示販売予定。こちらの詳細は後日発表される。

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