U
BAAUER
RELEASE: 2026.10.02
グラミー賞ノミネート経験を持つプロデューサーBaauerの3作目のフルアルバム『U』は、彼が最初に夢中になった音楽——2000年代にラジオを席巻したヒット曲や、金曜夜のラジオで出会ったミックス——への回帰を描いている。
Hudson Mohawkeがエグゼクティブ・プロデューサーを務める『U』は、まるで失われたまま見つかったRadio 1の“Essential Mix”のように聴こえる。全16曲がシームレスにつながり、2000年代ダンス・ミュージック隆盛期へのオマージュとなっている。
きらめくビート・コラージュの「Supersonic」から、派手なベースドロップが炸裂する「Calling Out For U」、そして陶酔感あふれるディスコ・ハウス「Better」まで、アルバムのシングル曲はY2K時代のトップ・ダンスアクトが持っていたジャンル横断的な発想を再現している。
その一方で、アルバムの奥深くでは、独学でスタジオ技術を磨いてきた彼ならではの癖や個性があえて整えられず残されており、長年クラブ現場で鍛えられてきたキャリアを裏付けている。
Aluna、Brazy、Betsy、そしてレーベルメイトのKUCKAによるボーカルを迎え、さらにJustin BieberやCharli XCXを手がけるEli Teplinによるピアノ/キーボード、プロデューサーデュオParisiによる追加プロダクションで磨き上げられている。
ダブル・プラチナを獲得した「Harlem Shake」で一夜にしてブレイクしてから13年。Baauerは今、最も個人的で感情的なアルバムを発表した。それは、大切な思い出、新しいつながり、そして“完璧なサンプル”を探し続けることへの揺るぎない喜びへの賛歌である。