Let Em Ave It
Giggs
RELEASE: 2025.09.26
Giggsが〈XL Recordings〉よりリリースした伝説的アルバム『Let Em Ave It』がリリース15周年を記念して初のヴァイナル化!イギリスのラップ・アイコン、Giggsのセカンド・アルバム『Let Em Ave It』が、リリース15周年を記念して再発されることが発表された。本作がアナログ盤としてリリースされるのは今回が初となる。2010年6月21日に〈XL Recordings〉より発表されたこのアルバムは、Giggsがより広いオーディエンスに向けて存在感を示した決定的な作品であり、UKラップにおける妥協なきキャリアの礎を築いた重要作となる。
サウス・ロンドンのストリートから生まれたGiggsは、唯一無二の声とリアルな表現でUKミュージックに新たなサウンドとスピリットをもたらした。重厚で独特なフロウと恐れを知らぬリリックが光る『Let Em Ave It』は、フィルターなしの荒々しさとルーツに忠実な姿勢が貫かれた、反骨精神あふれる作品である。「Look What the Cat Dragged In」や「Hustle On」、「Matic」といった代表曲を収録した本作は、UKラップにおける転換点として高く評価された。NMEは「ついにUKにも誇れるラッパーが現れた」と絶賛し、Dazedは「威圧感のあるOG bangerが満載」と称賛、Echoesも「Giggsに勝る者はいない」とコメント。批評家たちの評価も後押しとなり、本作は次世代UKラッパーたちへの扉を開くこととなった。
『Let Em Ave It』以降、Giggsはイギリス音楽界で最も尊敬される影響力ある存在となった。『When Will It Stop』(2013)、『Landlord』(2016)、『Wamp 2 Dem』(2017)、『Big Bad...』(2019)、『Now Or Never』(2020)、『Zero Tolerance』(2023)、そして2025年の『Ard Bodied』など、彼のアルバムはチャートを席巻し、MOBOアワードも受賞。Drake、Stormzy、Ed Sheeran、Popcaanといった世界的アーティストとのコラボも多数実現している。
そして今、15周年を記念して『Let Em Ave It』が豪華仕様のアナログ盤で再登場。オリジナルのアイコニックなイラスト・カバー・アートを使用し、イエローとブラックの2種のカラー・ヴァイナルでリリースされる本作は、当時の代表的なGiggsアンセムを収録したボーナス・ディスク付き2枚組仕様。B.o.Bをフューチャーした「Don’t Go There」、Mike Skinnerとの「Slow Songs」、Shola Amaとの「Blow Em Away」、さらには時代を象徴する「Talkin The Hardest」など、貴重な音源も網羅している。