未来永劫に語られる2025年最大の衝撃作が誕生。
ノーリッシュド・バイ・タイムの2ndアルバム『The Passionate Ones』

アーサー・ラッセルがダフト・パンクと出会い、そこにディープなR&Bが溶け込む。唯一ネクスト・レベルだと本気で思った新しい音楽。
- ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(New Yorker)

彼はその天賦の才能と独学で身につけた表現を通じて、自分の脳内を漂う奇妙で魅力的な思考の断片を我々に垣間見せてくれる。その世界に浸る価値は間違いなくある。
- Resident Advisor

あらゆる制約を武器に変えるDIYポップスター。
- Pitchfork



ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーをはじめ多くのアーティストや、Pitchforkなどのメディアからも支持を集めるボルティモアのシンガー・ソングライター兼プロデューサー、ノーリッシュド・バイ・タイムが待望の2ndアルバム『The Passionate Ones』を〈XL Recordings〉よりリリース。
ボルティモア、ロンドン、ニューヨークを拠点に制作された『The Passionate Ones』は、資本主義の末期に潜む闇から叫ばれる説教とも表現できる、12曲からなるカタルシスの作品。崩壊したアメリカン・ドリームの跡地に自らの祭壇を築くための設計図である。

ノーリッシュド・バイ・タイムは、2019年後半にロサンゼルスで最初に構想され、マーカス・ブラウンが日々の単調な仕事や、ますます腐敗していく世界に押しつぶされる精神から逃れるための手段として誕生したプロジェクトである。ブラウンは、自身のきわめて個人的かつ鋭い観察眼に基づくヴィジョンをソングライティングへと昇華し、唯一無二の音楽世界を築き上げた。その背景には、ジャズ、パンク、インディー、ヒップホップ、エレクトロニック、R&Bといったジャンルが生々しく交錯する、故郷ボルティモアの豊かで折衷的な音楽的遺産が息づいている。『The Passionate Ones』では、愛、労働、実存、夢、幻滅、そして希望といったテーマがメタモダニズム(現代主義を超えたもの)の視点を通して描かれている。本作は、自らの情熱と夢を追いながらも、その過程で依存や悪癖を支えにしながら生き延びようとするアーティストの姿を記録した、現代のアメリカン・ストーリーでもある。

『The Passionate Ones』は、まばゆい上昇気流の中で届けられる最新作となる。2023年に〈Scenic Route〉からリリースされたデビュー・アルバム『Erotic Probiotic 2』でノーリッシュド・バイ・タイムはその存在感を爆発させ、Pitchforkの「Best New Music」に選出されただけでなく年間ベスト・アルバムのランキングにおいて5位に選ばれた。また、Gorilla vs Bearの年間ベスト・リストで首位に輝くとともにThe Guardian、The FADER、Pasteなど数々の主要メディアからも絶賛を浴びた。その勢いをさらに加速させたのが、2024年に〈XL Recordings〉からリリースされたEP『Catching Chickens』である。ノーリッシュド・バイ・タイムはCRACK Magazineの表紙を飾り、収録曲「Hell of a Ride」は年間ベスト・トラックとして同誌に選出された。さらにこの楽曲は、NPR、Resident Advisor、CLASH、The FACE、Mixmag、UPROXX、Spotifyの「2024年ベスト・ソング」にも名を連ね、Stephen Colbertの『The Late Show』の#LateShowMeMusicライヴシリーズでは圧巻のパフォーマンスを披露している。その間にも、ノーリッシュド・バイ・タイムはイェジ、ケイシー・ヒル、イーヴィルジアーニとの共演や、ドライ・クリーニング「Gary Ashby」の幻想的なリミックス、さらにメトロノミー、パンダ・ベア、トロ・イ・モアのツアーへの参加などを通じて、現代音楽における最も魅力的かつ重要な新鋭アーティストとしての地位を不動のものにした。