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Floating Points 待望のニュー・アルバム『CASCADE』を発表

2024.07.09

Floating Points 待望のニュー・アルバム『CASCADE』を発表

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Floating Points 待望のニュー・アルバム『CASCADE』を発表

FLOATING POINTS
フジロックフェスティバル ‘24ではレッド・マーキーのヘッドライナーとして出演!
トップ・プロデューサー、フローティング・ポインツが
待望のニュー・アルバム『CASCADE』を発表
カリブーことダン・スナイス、ウォーペイントのステラ・モズガワ、宇多田ヒカル他参加
リード・シングル「KEY103」をミュージックビデオと共に解禁
アルバムは9月13日世界同時リリース
数量限定のTシャツ・セットと日本語帯付ヴァイナルの発売も決定!


エレクトロニック・ミュージック・シーン随一の頭脳派として知られる一方、熱心なレコードコレクターでもあり、フォー・テットやボノボ、カリブーと言ったアーティストと並び称されるDJとしても活躍、近年はフリージャズの生きる伝説、ファラオ・サンダースとロンドン交響楽団とのコラボ作品『Promises』や宇多田ヒカルのアルバム『BADモード』の共同プロデュースも話題となったフローティング・ポインツことサム・シェパード。今年に入ってからも、フジロックフェスティバル ‘24でレッド・マーキーのヘッドライナーを務めることが発表されるなど話題が続く中、待望の最新アルバム『Cascade』のリリースが決定!あわせてリード・シングル「Key103」が公開された。アルバムは9月13日に世界同時リリース。アルバムにはカリブーやダフニ名義の活動で知られるダン・スナイス、ウォーペイントのドラマー、ステラ・モズガワ、そして宇多田ヒカルらが参加ミュージシャンとしてクレジットされている。

Floating Points - Key103 (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=DaiuHTYvF2U/

公開されたミュージックビデオでは、東京を拠点に活動し、絵画とパフォーマンスを融合させたスタイル『Alive Painting』で知られるアーティスト、中山晃子が手掛けたビジュアルがフィーチャーされている。

マンチェスターで過ごした子供時代にはクラシック教育を受け、大学では神経科学の博士号も取得した秀才であり、そのアーティスト名が示すように、ジャンルを自由に横断しながら様々な実験を続けるフローティング・ポインツ。直近では、サンフランシスコ・バレエ団と共同で制作した初のバレエ作品『Mere Mortals』も手がけ、交響楽団と電子音楽を融合したアプローチが称賛されたばかり。モジュラー・シンセサイザーの美しい音色と複雑なドラム・パターンと、ファラオ・サンダースのサックス、そしてロンドン交響楽団の演奏を見事に一つに織り合わせた『Promises』は、米ピッチフォークで2021年の最高点レビューを獲得し、Mojo誌やTime Magazineなどでアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出、Resident Advisorからは「最も偉大なモダンジャズ・アルバムのひとつ」と評されるなど大きな称賛を受け、マーキュリー賞にもノミネートされている。

彼のキャリアにおいても、重要な転換期と言えるそれらのプロジェクトの成功は、あたかも彼がダンス・ミュージック・シーンから離れることを示唆しているように見えたかもしれない。しかし、昼間はバレエの楽譜に没頭しながら、夜になるとダンスフロアの狂騒や脈打つエレクトロニック・ミュージックの奔放さを切望している自分に気づいたという。

2019年11月にリリースされたフローティング・ポインツの2ndアルバム『Crush』は、PitchforkやThe Independent、Mixmag、Loud And Quietなどからその年を代表するアルバムの1枚に挙げられるなど賞賛された。しかしコロナ禍によるロックダウンの影響で、アルバムの持つレイヴ感と実験性をライブで探究することはできなかった。今作『Cascade』は、『Crush』に続く作品としてスタートし、フローティング・ポインツのサウンドをダンスフロアで体験するためのサウンドが詰まっている。Buchlaのシンセサイザーが生み出すリズムが炸裂し、グリッチを効かせたメロディーが身体を揺さぶる。それは中山晃子による液体の流れる動きを捉えたカラフルなアートワークにも通じるものだ。「滝状の流れ」を意味するタイトルもまた、今作のサウンドを見事に表し、我々リスナーはその贅沢な音の狭間に身を委ねることで体験したことのない刺激的な理想郷へと誘われる。

サム・シェパードがエレクトロニック・ミュージックと関わるきっかけは、音楽に対する興味を育んだ地元、マンチェスターにあるという。「ふとした瞬間にマンチェスターの存在の大きさを思い起こさせるんだ。その理由の一つはレコードショップだと思う」とサムは語る。「昼休みになると学校を飛び出して、ランチも食べずにレコードを聴きに行った。レコード棚からレコードを引っ張り出して、迷惑なやつだよね」と彼は笑う。「でもそれは最高だった。Pelican Neckというレコード店でオウテカを聴き、Fat CityでJ・ディラを聴き、Factory Recordsでデヴィッド・モラレスのミックスを聴いてた」と振り返る。その影響は、熱心に聴いていたマンチェスターのアンダーグラウンドなラジオ局にちなんで名付けられたリード・シングル「Key103」を筆頭に複数のアルバム収録曲で確認することができる。

本作は、マンチェスターで過ごした青春時代に出会った多種多様なエレクトロニック・ミュージックの持つ、聴く者の心を拡張し、感情を浄化する魅力をベースに作り上げられた作品だ。『Crush』の続編でありながら、フローティング・ポインツのサウンドは、また一段上のレベルへと進化し、前作と比較して長尺のトラック一つ一つの中で、サウンドとグルーヴの広がりが探求されている。

デビュー・アルバム『Elaenia』から約10年を経て、作曲家サム・シェパードは、クラブミュージック以外での実験をダンスフロア向けの音楽にシームレスに取り入れる方法を会得した。「常に挑戦を追い求めているんだ」と語る彼の、拡大し続ける創造的可能性において、本作はどのように位置づけられるのだろうか。「常に物事を動かし続け、自分を興奮させるようなことに全力で取り組みたいと思っている。それが100人編成のオーケストラとバレエ作品を作ることであろうと、自分ひとりでラップトップに向かっていることであろうとね」と彼は微笑みながら説明する。エレクトロニック・ミュージックの革新性と、本能を刺激するようなトラック作りにおいて、フローティング・ポインツは永久に満足を得ることなく探究を続けていくだろう。

クラシックの英才教育を受けながらレコードにハマり、エレクトロニック・ミュージックの衝動性に魅了された天才フローティング・ポインツが新たに完成させた最新アルバム『Cascade』は、CD、LP、デジタル/ストリーミング配信で9月13日 (金)に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラック「Ocotillo (Ambient Mix)」が追加収録され、解説書が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ユニバーサル・スパークル・ヴァイナル)、初回生産限定日本語帯付き仕様盤(ユニバーサル・スパークル・ヴァイナル)も発売される。さらに、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットも発売決定。

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