広大かつサイケデリック
- Pitchfork
ハイエイタス・カイヨーテのさらなる大きな飛躍
- The Guardian
バンドの幅広い音楽性とアレンジの才能を示す紛れもないショーケース
- NPR
眩いテクスチャーと陽光に照らされたブラジルのリズムを通して、闇から光への旅が描かれる
- The New York Times
圧倒的な歌唱力と個性が魅力のネイ・パーム、そして全員が凄腕ミュージシャンという変幻自在のバンドサウンドで、グラミー賞にも3度ノミネートを果たしているハイエイタス・カイヨーテが、6月28日にリリースされる待望の最新アルバム『Love Heart Cheat Code』から新たに「Telescope」を解禁。本楽曲は、今年1月にリリースされた2年振りのシングル「Everything's Beautiful」、アルバム発表時にリリースされた「Make Friends」に続く、3曲目の先行シングルとなる。
「Telescope」のサウンドを通して、バンドはリスナーを彼らの描く宇宙の核心へと誘う。ベーシストのポール・ベンダー は「NASAには誕生日を入力すると、その日にハッブル望遠鏡が撮影した最も興味深いものを教えてくれるウェブサイトがあるんだ。だから、この曲の4つのバースは僕たち4人それぞれの誕生日に基づいている」と説明する。ベンダーの天体はアーベル2744銀河団、サイモン・マーヴィン (key) はアインシュタインリング、ネイ・パーム (vo, g)は 「木星の大赤斑」、ペズことペリン・モス(ds) は太陽の何倍も明るい光で爆発した名もなき星。サウンド面では、1980年代のシンセサイザー、シーケンシャル・サーキット製Prophet 600のパッチをサイモンが演奏したことがきっかけとなった楽曲となっている。
『Love Heart Cheat Code』は、4人の非凡なミュージシャンが、音楽表現の可能性をさらに広げるべく最先端で踊っている様子を捉えたスナップショットであり、11曲の遊び心溢れるいきいきとした楽曲が光を放っている。しかしながら、複雑な楽曲構成で名を馳せ、音楽におけるマキシマリズムを追求する姿勢が批評家にも称賛され、グラミー賞にも複数回ノミネートされたバンドにとって、本作『Love Heart Cheat Code』で最も印象的なことのひとつは、そのシンプルさだと言える。「私はマキシマリストなの。とにかく何でも複雑にしてしまう」とネイは笑う。「でも、人生で色々なことを経験すればするほど、リラックスして自由になっていく。ときには深く考え、人々に何を伝えたいのか?という大切なことに向き合い、人々の心に届くことができる。このアルバムは、私たちがそれを明確にした結果だと感じている。曲がそれを求めていないのであれば、複雑さを示す必要はなかった」
このアルバムでは、バンドの方向性は必ずしも直線的にゴールへと向かったわけではなく、計画的でもなく、熟慮と漂流を経て完成を迎えた。たとえば深夜あるいは早朝まで続くジャムセッションで、一緒にとる食事で、機材やお互いと戯れることもあったという。また、このアルバムには、フレロと呼ばれる自作楽器を演奏するチップことテイラー・クロフォードや、ギタリストのトム・マーティン、フルート奏者のニコデモスなど、メルボルンを拠点とする他のミュージシャンたちが参加している。そして、ビースティ・ボーイズ、ビョーク、ブラー、ベック、セウ・ジョルジらを手がける名プロデューサー、マリオ・カルダート・JRがミックスを手掛けている。
ハイエイタス・カイヨーテは、これまで常に自分たちのアルバムを、小宇宙やひとつの完全な生態系として語ってきた。『Love Heart Cheat Code』では、音楽にあわせて強力なビジュアルワールドを思い描き、スリランカ出身・トロント在住のマルチメディアアーティスト、ラジニ・ペレラと協働して、彼女の絵画作品をアルバムのアートワークに使用している。そこからイラストレーターのクロエ・ビオッカとグレイ・ゴーストが、各曲に対応するビジュアルシンボルをデザインした。それらのアートワークやデザインは、さまざまなかたちでカスタムジュエリーや食品などの製品へと姿を変え、バンドは完全に架空の空間『スーパーマーケット Love Heart Cheat Code』のコンセプトに辿り着いた。バンドはその店の中で、オリジナル製品を製造し、宣伝し、棚に積み、清掃まで行う従業員として働く。現代社会においてアートを「製品」に作りあげることの凡庸さの中で、バンドはそれぞれのアイテムや曲に慰めを見出す。これらには超越的でまばゆく輝く音楽の魔法が詰まっているのだ。
アルバム全編を通じて、ハイエイタス・カイヨーテは知覚よりも感覚を、創造的な調和と長時間にわたるスタジオセッションを通じてのみもたらされる類の信頼を強調している。結果として、彼ら自身や彼らが周りの世界と分かち合いたい音楽に対するより深い理解を反映した、無邪気で、まとまりがあり、なおかつリラックスした楽曲群が生まれた。
ハイエイタス・カイヨーテは、ナオミ・“ネイ・パーム”・ザールフェルト (vo, g)、ポール・ベンダー (b)、サイモン・マーヴィン (key)、ペリン・モス(ds) の4人組。彼らの楽曲は、ザ・カーターズ (ビヨンセ&ジェイ・Z)、ケンドリック・ラマー、アンダーソン・パーク、チャンス・ザ・ラッパー、ドレイクなど、数多くの著名なアーティストにサンプリングされ、ネイ・パームはドレイクのアルバム『Scorpion』に参加している。また彼らは、ケラーニ、ウィロー・スミス、ヴァージル・アブローなどの有名アーティストとコラボレーションしており、ミュージシャンのみならず様々な分野のクリエイターから熱烈な支持を集めている。昨秋、ドージャ・キャットは彼らの前作『Mood Valiant』収録のシングル「Red Room」のカバーを披露し、その後のツアーでも引き続きこの曲を取り上げ続けている。
ハイエイタス・カイヨーテ待望の最新アルバム『Love Heart Cheat Code』は、CDとLP、デジタル/ストリーミング配信で6月28日に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラック「Subete wa utsukushii」が追加収録され、歌詞対訳付きの解説書が封入される。LPは通常盤(ブルー・ヴァイナル)に加え、限定盤(ブルー/ホワイト・マーブル・ヴァイナル)と初回生産限定日本語帯付き仕様盤(ブルー/ホワイト・マーブル・ヴァイナル)も発売される。さらに、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットも発売決定。
広大かつサイケデリック
圧倒的な歌唱力と個性が魅力のネイ・パーム、そして全員が凄腕ミュージシャンという変幻自在のバンドサウンドで、グラミー賞にも3度ノミネートを果たしているハイエイタス・カイヨーテが、6月28日にリリースされる待望の最新アルバム『Love Heart Cheat Code』から新たに「Telescope」を解禁。本楽曲は、今年1月にリリースされた2年振りのシングル「Everything's Beautiful」、アルバム発表時にリリースされた「Make Friends」に続く、3曲目の先行シングルとなる。- Pitchfork
ハイエイタス・カイヨーテのさらなる大きな飛躍
- The Guardian
バンドの幅広い音楽性とアレンジの才能を示す紛れもないショーケース
- NPR
眩いテクスチャーと陽光に照らされたブラジルのリズムを通して、闇から光への旅が描かれる
- The New York Times
「Telescope」のサウンドを通して、バンドはリスナーを彼らの描く宇宙の核心へと誘う。ベーシストのポール・ベンダー は「NASAには誕生日を入力すると、その日にハッブル望遠鏡が撮影した最も興味深いものを教えてくれるウェブサイトがあるんだ。だから、この曲の4つのバースは僕たち4人それぞれの誕生日に基づいている」と説明する。ベンダーの天体はアーベル2744銀河団、サイモン・マーヴィン (key) はアインシュタインリング、ネイ・パーム (vo, g)は 「木星の大赤斑」、ペズことペリン・モス(ds) は太陽の何倍も明るい光で爆発した名もなき星。サウンド面では、1980年代のシンセサイザー、シーケンシャル・サーキット製Prophet 600のパッチをサイモンが演奏したことがきっかけとなった楽曲となっている。
『Love Heart Cheat Code』は、4人の非凡なミュージシャンが、音楽表現の可能性をさらに広げるべく最先端で踊っている様子を捉えたスナップショットであり、11曲の遊び心溢れるいきいきとした楽曲が光を放っている。しかしながら、複雑な楽曲構成で名を馳せ、音楽におけるマキシマリズムを追求する姿勢が批評家にも称賛され、グラミー賞にも複数回ノミネートされたバンドにとって、本作『Love Heart Cheat Code』で最も印象的なことのひとつは、そのシンプルさだと言える。「私はマキシマリストなの。とにかく何でも複雑にしてしまう」とネイは笑う。「でも、人生で色々なことを経験すればするほど、リラックスして自由になっていく。ときには深く考え、人々に何を伝えたいのか?という大切なことに向き合い、人々の心に届くことができる。このアルバムは、私たちがそれを明確にした結果だと感じている。曲がそれを求めていないのであれば、複雑さを示す必要はなかった」
このアルバムでは、バンドの方向性は必ずしも直線的にゴールへと向かったわけではなく、計画的でもなく、熟慮と漂流を経て完成を迎えた。たとえば深夜あるいは早朝まで続くジャムセッションで、一緒にとる食事で、機材やお互いと戯れることもあったという。また、このアルバムには、フレロと呼ばれる自作楽器を演奏するチップことテイラー・クロフォードや、ギタリストのトム・マーティン、フルート奏者のニコデモスなど、メルボルンを拠点とする他のミュージシャンたちが参加している。そして、ビースティ・ボーイズ、ビョーク、ブラー、ベック、セウ・ジョルジらを手がける名プロデューサー、マリオ・カルダート・JRがミックスを手掛けている。
ハイエイタス・カイヨーテは、これまで常に自分たちのアルバムを、小宇宙やひとつの完全な生態系として語ってきた。『Love Heart Cheat Code』では、音楽にあわせて強力なビジュアルワールドを思い描き、スリランカ出身・トロント在住のマルチメディアアーティスト、ラジニ・ペレラと協働して、彼女の絵画作品をアルバムのアートワークに使用している。そこからイラストレーターのクロエ・ビオッカとグレイ・ゴーストが、各曲に対応するビジュアルシンボルをデザインした。それらのアートワークやデザインは、さまざまなかたちでカスタムジュエリーや食品などの製品へと姿を変え、バンドは完全に架空の空間『スーパーマーケット Love Heart Cheat Code』のコンセプトに辿り着いた。バンドはその店の中で、オリジナル製品を製造し、宣伝し、棚に積み、清掃まで行う従業員として働く。現代社会においてアートを「製品」に作りあげることの凡庸さの中で、バンドはそれぞれのアイテムや曲に慰めを見出す。これらには超越的でまばゆく輝く音楽の魔法が詰まっているのだ。
アルバム全編を通じて、ハイエイタス・カイヨーテは知覚よりも感覚を、創造的な調和と長時間にわたるスタジオセッションを通じてのみもたらされる類の信頼を強調している。結果として、彼ら自身や彼らが周りの世界と分かち合いたい音楽に対するより深い理解を反映した、無邪気で、まとまりがあり、なおかつリラックスした楽曲群が生まれた。
ハイエイタス・カイヨーテは、ナオミ・“ネイ・パーム”・ザールフェルト (vo, g)、ポール・ベンダー (b)、サイモン・マーヴィン (key)、ペリン・モス(ds) の4人組。彼らの楽曲は、ザ・カーターズ (ビヨンセ&ジェイ・Z)、ケンドリック・ラマー、アンダーソン・パーク、チャンス・ザ・ラッパー、ドレイクなど、数多くの著名なアーティストにサンプリングされ、ネイ・パームはドレイクのアルバム『Scorpion』に参加している。また彼らは、ケラーニ、ウィロー・スミス、ヴァージル・アブローなどの有名アーティストとコラボレーションしており、ミュージシャンのみならず様々な分野のクリエイターから熱烈な支持を集めている。昨秋、ドージャ・キャットは彼らの前作『Mood Valiant』収録のシングル「Red Room」のカバーを披露し、その後のツアーでも引き続きこの曲を取り上げ続けている。
ハイエイタス・カイヨーテ待望の最新アルバム『Love Heart Cheat Code』は、CDとLP、デジタル/ストリーミング配信で6月28日に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラック「Subete wa utsukushii」が追加収録され、歌詞対訳付きの解説書が封入される。LPは通常盤(ブルー・ヴァイナル)に加え、限定盤(ブルー/ホワイト・マーブル・ヴァイナル)と初回生産限定日本語帯付き仕様盤(ブルー/ホワイト・マーブル・ヴァイナル)も発売される。さらに、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットも発売決定。