Distance in Static 【国内流通200枚限定/レッド・ヘイズ・マーブル・ヴァイナル】
Bonobo
RELEASE: 2026.09.11
PRE ORDER
Vinyl 限定盤
ZEN328R(レッド・ヘイズ・マーブル・ヴァイナル)
ZEN328R(レッド・ヘイズ・マーブル・ヴァイナル)
¥ 7,700 +tax
25年の軌跡と未来が交差する新たな傑作。
ジョイ・クルックス、アルージ・アフタブ、ニルファー・ヤンヤ、
ニコール・ミグリス、青葉市子、アーニャ・マーティンが参加した
ボノボによる最新アルバムがリリース!!
圧倒的なサウンドデザインと生楽器への深い理解、そして映画のように情景を描き出すドラマチックな楽曲で、ジャンルを超えた幅広い音楽ファンから支持を集めるプロデューサー、ボノボことサイモン・グリーン。生楽器とエレクトロニック・ミュージックを高次元で融合させる稀有な才能によって、25年以上にわたりシーンの最前線を走り続けてきた彼が、キャリアの集大成とも言えるアルバム『Distance in Static』を〈Ninja Tune〉よりリリース。
これまでのキャリアを通じて、2017年の『Migration』、2022年の『Fragments』という2作でUKチャート最高5位を記録。総ストリーミング再生数は数十億回を突破し、多数のゴールド/シルバー認定シングルを生み出してきたほか、エリカ・バドゥやデーモン・アルバーンらとのコラボレーションでも高い評価を獲得してきた。さらに、ブリット・アワードおよびグラミー賞に複数回ノミネート。グラミー賞では計7度のノミネートを果たし、そのうち5度がダンス/エレクトロニック部門での選出となっている。この記録はケミカル・ブラザーズ、スクリレックス、マドンナと並ぶ同部門最多タイを誇る。
『Distance in Static』では、アルージ・アフタブ、ジョイ・クルックス、ニルファー・ヤンヤ、青葉市子、ニコール・ミグリス(ハンドレッド・ウォーターズ)、アーニャ・マーティンら、世界各地の個性豊かなアーティストたちとのコラボレーションが実現。多様な言語による歌詞に加え、イランの伝統音楽のサンプリングや古箏の音色が織り込まれ、ボノボならではの繊細で没入感あふれるサウンドスケープを形成している。レコーディングはロサンゼルス、東京、ロンドンなど複数の都市をまたいで行われ、その大部分は2026年初頭にニール・ヤングの伝説的スタジオ〈Broken Arrow Ranch〉に数週間籠もり、集中的に仕上げられた。
『Distance in Static』というタイトルは、ボノボことサイモン・グリーンの現在地そのものを映し出している。ノイズの向こうにかすかに届く遠い信号、過去の記憶や意味の断片──エレクトロニック・ミュージックの最前線で積み重ねてきた25年以上の軌跡が、本作では淡い残響となって鳴り響く。近年、若い世代が90年代のトリップ・ホップやダウンテンポ、レフトフィールド・エレクトロニック・ミュージックを新たな感覚で再発見していることに、彼は自身の影響の広がりを感じている。「自分が切り拓いてきたものが、今や若い人たちにとって参照点になっている」と彼は語る。そして「遠くの信号を探すというイメージが好きなんだ。ノイズの中に何かを聴き取ろうとするように」と続ける。親密さと壮大さ、既知と未知。その狭間に浮かぶ『Distance in Static』は、ボノボが音楽を通して追い求めてきた“超越”の感覚を、これまで以上に鮮やかに描き出している。
アルバムのヴィジュアル世界は、長年にわたり数々の革新的な作品を手がけてきた重鎮デザイナーのトレヴァー・ジャクソンとともに構築された。これまでのボノボ作品を象徴してきた風景的なイメージから離れ、『Distance in Static』では著名なフォトマイクログラファー、ジョン・I・コイヴラによる顕微鏡写真をフィーチャー。自然と異世界性が交錯する結晶質のイメージは、本作の持つ神秘性と探究心を鮮やかに映し出している。
さらに、今年11月からは北米ツアーがスタートし、まったく新たなライブ・ショウが披露される。演出を手がけるのは、エール、ゲサフェルスタイン、フェニックス、キャロライン・ポラチェックらとの仕事で知られるクリエイティブ・ディレクター、ピエール・クロード。アルバムのヴィジュアル・コンセプトを拡張した最新のステージ・プロダクションによって、『Distance in Static』の世界観はライブ空間へと立ち上がり、ボノボのライブ体験を新たな次元へと押し広げる。
フルスケールのバンド・サウンド、ゲスト・ヴォーカル、そして没入感あふれるヴィジュアル演出を融合させたボノボのライブ・ショウは、完成されたレコード作品の世界観をいかにライブ体験へと昇華できるかを示す先駆的な存在として高く評価されてきた。これまでにシドニー・オペラハウス、アレクサンドラ・パレス、レッド・ロックス・アンフィシアターといった名門会場で数々のソールドアウト公演を成功させ、その多くはエレクトロニック・アーティストとして初の快挙となった。また、グラストンベリー、コーチェラ、ソナー、フジロックなど世界最大級のフェスティバルにも出演し、世界中の数百万人の観客を魅了してきた。前作のツアーでは、ロンドンのフィールド・デイにてエイフェックス・ツインとの共同ヘッドライナーを務めたほか、ロイヤル・アルバート・ホールで歴史的な5夜連続公演を開催。全公演をソールドアウトさせ、同会場におけるソロ・アーティストおよびエレクトロニック・ミュージシャンとして史上最長の連続公演記録を樹立した。
さらに、自身が主宰するクラブ・イベント〈OUTLIER〉やDJとしての活動を通じて、ボノボは常に現代ダンス・ミュージック・カルチャーの中心で存在感を放ち続けてきた。ウェアハウスからフェスティバル、アンダーグラウンドなクラブまで、さまざまな現場を舞台に世代を超えたアーティストたちと交流しながら、新たな才能を積極的に紹介し、クラブ・ミュージック・ファンとの強い結びつきを築き上げている。近年の〈OUTLIER〉には、バリー・キャント・スイム、サルート、ケリー・リー・オーウェンス、HAAi、ジョン・タラボットらが名を連ね、収容人数15,000人を誇るロンドンの大型ベニュー、ドラムシェッズで開催された〈OUTLIER〉はシーズン最速のソールドアウトを記録。また、ブライトンの〈On The Beach〉で開催された〈OUTLIER〉にも10,000人以上が来場し、昨夏を代表するイベントのひとつとなった。
「人は複数の顔を持っていいという考え方を大切にしたい」とボノボは語る。ライブ・アーティストとDJ、内省的なコンポーザーとクラブ志向のセレクター。この二面性こそが、『Distance in Static』の核心にある。深い情感と緻密なサウンド・デザイン、そしてダンスフロアへと開かれた躍動感を併せ持つ本作は、紛れもなくボノボらしくありながら、これまでのボノボ作品を超えた新たなマスターピースとなっている。
『Distance in Static』には、このアルバムとそれに伴うライブ・ツアーが、ボノボにとってひとつの大きな節目となることを予感させる空気が漂っている。25年以上にわたるキャリアを祝福する作品であると同時に、豪華なゲスト陣の参加やフルバンドによる大規模なワールド・ツアーを伴う、いわば「従来の形式」で表現されるものとしては最後の作品になるかもしれない。「このフォーマットでのラスト・ランになると思う」と彼は認める。そしてその先については「どんな形になるかはまだわからない。でも、これからは、自分のミュージシャンとしての在り方を再定義していくことになる」と明かしている。キャリアの集大成でありながら、新たな可能性への扉を開く作品──『Distance in Static』は、ボノボの過去と未来が交差する重要な転換点として位置づけられるアルバムとなりそうだ。
これから先に何が待ち受けていようとも、一つだけ確かなことがある。『Distance In Static』は、ボノボのキャリアにおける新たな到達点であり、変わることのない野心と探究心に満ちた作品だ。そして本作は、なぜ彼の音楽が長年にわたり世界中のリスナーを魅了し、シーンに影響を与え続けてきたのかを、改めて鮮やかに証明している。