「90年代の忘れられた異端者のひとり」と評される
Leilaの名作2ndアルバム『Courtesy Of Choice』が
25周年EXPANDED盤として発売!!!
BjorkからAphex Twinまで幅広くコラボを重ねる異才が放った衝撃作が
当時の未発表音源と共に現代に蘇る!!
もしBjorkが10代のテノールと組んだら。もしイルカがサルだったら。もしアンビエンスがチョッパーに乗ったら。もし……。 最高の詩情、そしてビート、歌声、メロディ、抑圧的なインダストリアル効果のベストな使い方は、Leilaの2作目のルーピーな作品に見いだせる。約束は果たされた、それ以上に。
- The Face
Leilaの1998年のアルバム『Like Weather』は、多くの批評家から傑作と認められた(もっともLeila本人はそうは思っていないが)。『Courtesy of Choice』はそのさらに上をいく。
- Sunday Times
『Like Weather』と同じくらい魅惑的な『Courtesy Of Choice』は、Leilaが我々とはまったく異なる惑星を周回していることを改めて証明している……次の傑作は2003年に期待しよう。
- NME
ポスト・トリップホップ/レイヴ/リミックス/MTVブリップヴァートの文化において、“アヴァンギャルド・エレクトロニカ”という呼称は使い古されて価値を失ってしまった。シンセサイザーやサンプラーは、もはや一握りの先駆者たちだけの特権ではない。ロックの周縁には、アンビエント/テクノ職人や、フェイクなクラウトロック・バンドが集まり、皆がこねくり回している。音響的な非正統派こそが新たな正統派になってしまった...。だが、本物の天才は一体誰なのか?その答えは明らかだ。Leilaは間違いなくそのひとりである。
- Uncut
イラン生まれ、ロンドン拠点の革命児・Leilaは、Pitchfork に「90年代の忘れられた異端者のひとり」と評されてきた。2000年9月11日にリリースされた本作は、〈Rephlex Records〉からのデビュー作『Like Weather』の成功に続き、まるで誰もチューニングできない「未来のラジオ局」から届けられたようなアルバムだった。あれから25年、Bjork、Terry Hall、Martina Topley-Bird、そしてAphex Twinらとのコラボレーションや、V&Aやヴェネチア・ビエンナーレといった場での象徴的なパフォーマンスを重ねる事で、ますます多くのリスナーがその周波数をキャッチしてきた。『Courtesy Of Choice』の影響力は、いまもなお現代カルチャーに響き、Leilaは唯一無二の存在であり続けている。
25周年EXPANDED盤として未発表音源を20曲含む本作『Courtesy Of Choice...asides and besides』は、オリジナル・アルバム収録の「To Win Her Love」と、未発表曲「The Gamble Room」と共に本日発表。11月14日に3枚組アナログと2枚組CDでリリースされる。
人は本当の意味でどこにも属していないと、私はとても早い段階で気づいたんです。だからこそ、どんな音楽でも自由に作れる。私は何かに対する義務や忠誠心を感じてはいません。唯一の忠誠は “ノイズ” にあります。
- Leila
当時、Leilaを〈XL Recordings〉へ招いた総師・Richard Russellは、新しいマスター音源を受け取った際、プロダクト・マネージャーへのメールにこのように綴った。「Leilaはその瞬間ごとに非常に表現力豊かで、スタイルの幅広さは驚異的。ファンキーで、美しく、シネマティックで、不気味で、レイヴ感もある。これほど人間味むき出しのエレクトロニック・ミュージックは他にないだろう。このアルバムは当時から素晴らしかったが、たぶん25年先を行っていた。だからこそ、今が、人々が追いつくべき正しいタイミングなんだ」。
今回の25周年EXPANDED盤『Courtesy Of Choice...asides and besides』は、当時の14曲に加え、これまでアナログ盤のみに収録されていた「Relax the Pleasuredome」を含む形で再提示され、さらに未発表音源も多数収録されている。Leilaはアルバムを作り直すのではなく、隠れていたディテールを引き出すことだけを目的にリ・エディットを選び、その精神を守り通した(当時のMIDIやオーディオなどすべてのデータを保管していた)。
今回のリイシューは正直なものにしたかったんです。何も付け足さず、ただ演奏が本来の形で伝わるように。
- Leila
未発表の20曲の中には、Roya Arabとの衝撃的なコラボレーションによるキャバレー・クラシック「Mein Herr」、Max Ernstのサンプルを用いたシュルレアリスム的コラージュ「A Reasoning」、催眠的な「Acid Frog Fave」、デジタル・レイヴの爆発「Birdie Rave」、そして黄金期のNeptunesを思わせる未来派ファンク「techyarr」などが収録されている。これらの楽曲はLeilaのビジョンの幅広さと、このアルバムがいまなお時代の先を走り続ける力を明らかにしている。