アニマル・コレクティヴやアリエル・ピンクとの
コラボレーターとしても知られている21世紀の“哲学する音楽家”
ジョン・マウスの新作『Later Than You Think』がリリース!!

──ラディカルな誠実さと信仰によって再生した21世紀の哲学的音楽家
ジョン・マウスは、この20年間で神話的な存在へと成長してきた。彼のサウンドに込める強烈な感情、深く感じ、真剣に思考する姿勢、クラブでも哲学シンポジウムでも通用するようなアレンジ、そしてポップ・ミュージックの定型に対する奇妙な切り返し--それらはすべて、カルト的な熱狂を生み出してきた。
2025年9月26日に〈YOUNG〉からリリースされる新作アルバム『Later Than You Think』は、彼のその信念と美学を最も明快に体現したアルバムに仕上がっている。

音楽的独立性、哲学的深み、そして表現の極限を象徴する存在である彼の影響力は、ハイカルチャーととサブカルチャーを横断する。 これまでに発表した5枚のアルバムを通じて、ジョン・マウスは“音楽”を形而上学的・霊的な葛藤の場とし、アイロニー、悲しみ、喜び、そして不条理が共存する世界を作り出してきた。そして、今作では、信仰、受容、そして自身の力を世界に示すという情熱に満ちている。アルバムを発表する合間には、社会統制の装置としてのコミュニケーション技術に関する博士論文を書き上げ、地下室にはアナログ・シンセの要塞を築いた。それらはすべて、深い苦悩の産物だった。

『Later Than You Think』の中で彼はこう歌う──
「書けなくなって閉じこもる/みんなが言う、お前は頭がおかしくなったと」

アルバムに収められた楽曲は、感情的にも音楽的にも豊かな振れ幅を持っている。「Came & Got」や「Let Me Through」、「Reconstruct Your Life」といった楽曲では、マウスの近年の苦しみや再生が抽象的に描かれ、声のトーンも切実さから再起への力強さへと変化する。アルバム全体には、宗教的な主題や象徴が繰り返し登場し、その情緒と美学の雰囲気を形作っており、先行シングル「I Hate Antichrist」では、マウスがタイトルのフレーズを繰り返し唱え、鼓動のようなドラム、唸るベースライン、そして高音域で鳴り響く聖歌のようなシンセの上に乗せていく。反復される言葉はやがてマントラのような力を持ち、楽曲全体をスピリチュアルなトランス状態へと導いていく。