“USカントリーとUKフォークの中間に佇むようなフォーク調のサウンドは、彼女が歌う悲しくも鮮烈な物語を艶やかに彩っている” - Uncut magazine, 8/10

“現代のインディーズ界で最も心を揺さぶる声のひとつ” - Evening Standard

"ビッグ・シーフのエイドリアン・レンカーは、複雑な感情を、真理を突いたソングライティングに昇華させることに長けてきた。その傾向は「Sadness as a Gift」でも終わる気配がない'"
- Billboard

“レンカーの音楽は、その衝撃的な奥深さで聴衆を打ちのめし続けている"
- Paste

本日、エイドリアン・レンカーが3月22日発売のアルバム『Bright Future』からのニュー・シングル「Fool」を発表した。弦がしなり、弾かれ、共鳴する「Fool」では、ビーチガラスで柔らかな図形を描くように、答えを追い求めている。「If I were him, would you be my family too?(もしも、私が彼だったら、あなたも私の家族になってくれる?)」エイドリアンは、2つの人生を同時に生きたいと願う優柔不断な恋人に問いかける。だが彼女は何の助言も得られない。進路が必要なのに。どんな方向でもいい。「Just say what it is that you want(何が望みか言ってよ)」それは船乗りが恐れる、無風状態と同じこと。「What more can I possibly say? So if you wanna go I say baby okay, okay.”(これ以上、私から何を言えばいいの?だからあなたが別れたいのなら、私は「ベイビー、いいよ、いいよ」と言う)」

このシングルに合わせて、エイドリアンの弟であるノア・レンカーが監督したビデオも公開され、エイドリアンの家族と犬が登場する。「この曲を聴き返すと、彼女の笑顔が見えて、笑い声が聴こえてくるような気がするんだ。彼女の喜びが伝わってくる。」プロデューサーのフィリップ・ワインローブは言う。「エイドリアンが、人間の経験するさまざまな感情のひとつとして、湧き上がるような恍惚とした幸福感も見事に表現できるということを忘れてしまいがちなんだけどね。」この曲は、アルバムのために最初にレコーディングされたものひとつであり、夜に録音された数少ない曲でもある。 「暖炉の火が音を立ててとてもいい雰囲気だった。この曲をレコーディングした後は、特別なレコードができると確信したよ。」

Adrianne Lenker - fool (official video)


『Bright Future』では、フレーズの転換や、流れのある韻を踏むことで高く評価されているソングライター、エイドリアン・レンカーが、「You have my heart // I want it back.(あなたは私の心を奪った // 返してほしい)」と淡々と語っている。アナログ機材で緻密に録音された本作は、実験的なコラボレーションから始まったが、エイドリアン・レンカーの心は確かに彼女の元へ戻り、満たされ、未知の世界へ果敢に踏み込んでいった証となった。

2022年、秋の高揚感の中、ビッグ・シーフのメンバーであるエイドリアンは幸運に恵まれた。みんなが来てくれたのだ。「私の大好きな人たち」と彼女が呼んでいる3人の音楽仲間が、多忙なツアースケジュールの合間を縫って、森に潜むアナログ・スタジオ、Double Infinityに集まってくれたのだ。このミュージシャンたち、-つまりハキム、デビッドソン、ランスティーンーはエイドリアンとは顔見知りだったが、お互いにとってはまだ会ったばかりだった。「どんな結果になるのか、まったく想像がつかなかった」と彼女は振り返る。結果は?「魔法のようだった」と彼女。エイドリアンがとった音楽的リスクは、このスタジオの初作品となったアルバム『Bright Future』へと結実し、心の旅を綴った12曲入りの作品となった。

2024年3月22日(金)に世界同時発売となる本作は、国内盤CDに解説書・歌詞対訳・ボーナストラックを追加収録。輸入盤はCDと通常ブラック・ヴァイナルに加え、数量限定リサイクル・カラー・ヴァイナルと、日本語帯付き数量限定リサイクル・カラー・ヴァイナルが発売さ