Atlantic Oscillations
Quantic
RELEASE: 2019.06.21
天才音楽家クァンティックが、クァンティック名義では5年ぶりとなる待望のニューアルバム『Atlantic Oscillations』をリリース!
ラテン・グルーヴを取り入れ空前の大ヒット作となったクァンティック・アンド・ヒズ・コンボ・バルバロ、ファンク&ソウルのクアンティック・ソウル・オーケストラといった代表的プロジェクトの他にも、ジャズ、ダブ、エレクトロニックなど、様々な音楽ジャンルに取り組んでいる天才音楽家クァンティックが、クァンティック名義としては5年振りのアルバム『Atlantic Oscillations』のリリースが決定!
公開されている新曲「Motivic Retrograde」はエレクトロニックでありながらも、生の楽器のフィーリングを感じさせる、正にクァンティックにしか出せない音が鳴り響く楽曲である。今まで以上にダンスフロア映えするトラックとなっており、フローティング・ポインツ好きからフォー・テット好きまでも魅了されるであろう仕上がりだ。
6月21日にリリースされる『Atlantic Oscillations』は、イギリス出身の世界的プロデューサー、クァンティックがこれまでで最も時間をかけ、一体感のある手の込んだアルバムである。新鋭のミュージシャンたちや新しいコンセプトの数々をダンスミュージック志向のサウンドでまとめ上げ、20年近くに渡り世界中のファンや流行の仕掛け人たちを魅了してきた彼にとって、今作は、クァンティックことウィル・ホランドのアーティストとしての才能と、エレクトロニックサウンドにオーケストラサウンドを織り交ぜるという希有な手腕を見せつけるものとなっている。「全体的に考えると、このアルバムで一貫しているテーマは、これまでの作品よりも手が込んでいてアレンジにも手間をかけているということだろうね。クァンティックの他のアルバムに比べて3倍は時間をかけたし、細部にかなりの時間を費やした」細部に気を配るというこの姿勢は、徹頭徹尾はっきりしている。どのトラックも、音楽的独創性と現代的センスの両方を備え、聴き手の意識を引きつけるように計算されている。
今作の参加アーティストは、『Curao』で共作をしたニディア・ゴンゴーラに加え、クァンティックにとってお馴染みの共演者であるアリス・ラッセルや多彩な楽器をこなし、ドクター・ドレーからの賞賛も受けるスライフィフスアヴェニュー、さらにはニューヨークを拠点に活動するボーカリスト、デニティアなどが参加している。長年クァンティックのバンドとともにツアーを回りながら、プリンス、スティーヴィー・ワンダー、ジャネール・モネイなどともコラボレーションしているスライフィフスアヴェニューの存在は、レコーディングにおいてもライブにおいても替えが利かないものだ。
本作では、『Magnetica』以来となるホランド自身のボーカル曲が登場する。彼の声が聴けるのは、他者の意図について問いかける「Is It Your Intention」や明快さを追求しようとする「Incendium」といった楽曲だ。「母親は立派な歌手で、姉たちも才能あるシンガーだったから、いつも僕の周りには歌うことを勧めてくれる人たちがいたんだけど、なかなか気が進まなかった」とホランドは明かす。「音楽というのは、聴き手にとってのセラピーではあるけど、当のアーティストにとってもまさにそうだと思う。曲を書くことで、頭の片隅にある場所に踏み込んでいける。曲を書くことがなければ、入っていくことはなかったかもしれないところに。それはまさに瞑想と同じ作用なんだ」
待望の最新作『Atlantic Oscillations』は6月21日(金)に世界同時リリース。国内盤にはボーナストラック「Atlantic Oscillations (Disco Dub) 」が追加収録され、歌詞対訳、さらに解説書が封入される。iTunesでアルバムを予約すると、公開中の「Atlantic Oscillations」と「Motivic Retrograde」がいち早くダウンロードできる。