『Kumoyo Island』は、反体制的ないたずら心と探求心、そして心からの熱意という一貫したグループの個性によって類稀なる一貫性を獲得しており、作品全体が素晴らしい中毒性を備えている...。模範的なキャリアだ。
- Loud & Quiet ★★★★★★★★★☆

彼らのキャリア最高のアルバムを作ったばかりなのに、ここでその旅が終わってしまうのは残念だ...。だがしかし、現時点では「ミッション達成」と言わざるを得ない。
- Uncut ★★★★★★★★☆☆

これまで10年に渡って海外を中心に活動し、クルアンビンやキング・ギザード&ザ・リザード・ウィザードといった現在のインディーシーンの先頭を走るアーティストたちとも親交が深い幾何学模様が、自身のレーベル〈Guruguru Brain〉からリリースする最新作で、活動休止前最後となるアルバム『クモヨ島 (Kumoyo Island)』より、新曲「Gomugomu」をミュージックビデオと共に公開した。本ミュージックビデオは、イラストレーターのオオヤヨシツグとダテユウイチが手がけている。

Kikagaku Moyo - Gomugomu (Official Music Video)
https://youtu.be/SJmmemTXpKc

花鳥風月の逆再生(月風鳥花)
死から生への再生がテーマ。
箱から再生した下半身くんが飛び出し、
移ろう世界(宇宙・異世界)へと旅に出る。
意味があるのか無いのか分からない混沌とした世界。
正解も不正解も、本物も偽物も、善も悪もない。
LIFE GOES ON(人生は続く)

シタール奏者を含む、一風変わった名前を持つ彼らは祖国の日本では知る人ぞ知る存在だが、ブラック・エンジェルズが主催する『LEVITATION』や、過去にテーム・インパラやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインが出演した『Desert Daze』など、世界中のサイケフェスに毎年のように出演している。活動初期からそのDIY精神がコアな音楽ファンの間で徐々に注目を集め、年間100を超えるライブでソールドアウトを連発、Issey MiyakeやGUCCIなど、ファッションブランドとのコラボもするなど、インディバンドの枠を超えた自由な活動を続けている幾何学模様。先日にはフジロックへの出演も発表され話題となっている。

『クモヨ島 (Kumoyo Island)』のレコーディングは、彼らが活動初期に使っていた浅草橋のツバメスタジオにて行われた。ロックダウンやパンデミックによるツアー活動停止の間の拠点としてアムステルダムを選んでいた彼らは、下町もしくは故郷の町の古い繁華街に帰ってきたことで、自由な感覚が再燃したのを感じたという。東京に滞在していたおよそ1ヶ月半の間、これまでストックしていたアイデアの断片を洗い出し、それらをスタジオで構築することにより完成した最新アルバム『クモヨ島 (Kumoyo Island)』。世界中どこにいても「オルタナティブ」であることを貫いてきた彼らにしか到達し得ない地平が、ここには広がっている。

幾何学模様の最新作『クモヨ島 (Kumoyo Island)』は、5月6日 (金) に世界同時でデジタル/ストリーミング配信でリリースされ、5月25日 (水) に国内盤CD、そして数量限定のTシャツ・セットが発売される。