「『U.F.O.F.』 は、計り知れないものや、浮遊した空気により注目していて、プロダクションでテクスチャーやカラーやレイヤーを使いながら、深遠を見つめているイメージ。そして『Two Hands』はもっとミクロな感じで、人間が持つ血や皮膚や内臓にクローズアップして、生々しさ、むき出し、骨だけのイメージで、あまりレイヤーなどは使わず、その場にいる私たちのパフォーマンスだけを捉えている。とてもドライで、残音もなく、皮膚と肉と人間だけ、そして有限で物理的。でも、それぞれのアルバムにはお互いの要素も入っていると思う。」- エイドリアン・レンカー

『Two Hands』はビッグ・シーフにとって、5月にリリースされ、Pitchforkが「最高のレベルで共に活動しているバンドからの、フォークミュージックの真の傑作」と評し9.2点を獲得した、皆に愛されたアルバム『U.F.O.F.』に続く今年2枚目のアルバムとなる。1年の間に2枚の作品をリリースするという、この多作なバンドの決断に対して驚愕する者も中にはいたが、これがバンドが下した決断なのだ。今回の決断も極めて意図的であり深く考え抜かれたものである。ビッグ・シーフは、本作と"対"となる前作『U.F.O.F』をワシントン州の森の中にあるキャビンのスタジオで作り終えたばかりだった。その時こそ、本作『Two Hands』の誕生の瞬間だった。『U.F.O.F.』が"天"であるとすれば、『Two Hands』は"地"といったイメージになる。

本日公開された「Forgotten Eyes」は、生々しい感情が込められた、慈悲心についての曲で、人々が忘れてしまった隣人たちを気遣う気持ちを歌っている。

最新アルバム『Two Hands』は10月11日 (金) リリース。国内盤にはボーナストラック「Love In Mine」を追加収録し、歌詞対訳と解説書が封入される。そのほかiTunes Storeでアルバムを予約すると、「Not」と「Forgotten Eyes」がいち早くダウンロードできる。なお、対象店舗で国内盤CDをご購入の方を対象に、先着でオリジナル缶バッジがプレゼントされる。