リクル・マイのオーストラリア・ニュージーランド・ツアー日記

ただいま!オーストラリア・ニュージーランドツアーから戻りました。今回のツアーはシドニー、メルボルン、オークランド、ウェリントンの4都市で計7回ライブを行ってきました。寒い日本から真夏の国へひとっ飛び、という訳でオージー・ニュージーツアー日記、はじまりはじまり。

(この日記のテキストは、REMIX 誌掲載の“リクルマイのLively Up Yourself”(2003年4月)を転載したものです。ただいま、好評連載中!是非、チェックして下さい。)



1/22(水)出発
夕刻、成田へ到着。カンタス航空の夜便で出発。ドラマチックな夜景を見下ろしながら心の中でナイトフライト(ドラヘビナンバー)が流れる。赤道を越えた上空での星の大きかったこと!あと数時間で真夏の地へ。



1/23(木) シドニーフェスティバル@Hahn Premium Festival Bar
朝八時半、シドニー空港に到着。今回のツアーに同行するTony(オーストラリアのレーベル“VALVE”のスタッフ、ドラヘビのCDもこのレーベルから出ている。)が迎えてくれた。一路ホテルへ。一休みしてから近所を探索。有名なオペラハウスまで行ってみる。(意外と程近い)。オーストラリアデイ(祝日)でにぎわう人々を見ていると今夜ライブをやるのが嘘のよう。昼間のような明るさの夕方6時に会場入り。リハーサルを終え、ドレッシングルームへ。なんとそこは以前、軍の刑務所として使われていたそうで鉄格子の扉が私達を迎えた。慣れれば何のことはないがちょっとびっくり。やっと日も暮れた10時、いよいよオンステージ。ワンパンチ、フルコンタクトの曲を織り交ぜながら1時間半、いい緊張感を持ちながら楽しんだ。リスポンスはかなり良い。アンコール3曲の後無事終了。初日がいいと気持ちも乗ってくる。



1/24(金) ライブ @Bar Broadway
このライブハウスは1階がイングリッシュパブで昼間から盛り上がっていた。それとは対照的に薄暗い2階のステージでリハーサル。UKのダブバンド3HEAD(日本でもエコーマニアクスというダブのイベントで共演した)のヴォーカリスト、Ruthに再会する。今日はこのルースのほかにErraticというバンドが出演する。オンステージは11時。その間に歩いて10分ほどの所にあるチャイナタウンで中華料理をさくっといただく。会場に戻ると、昨日のライブでもみた顔がちらほら。ツアーマネジャーによるとこっちの人はひとたびライブを気に入れば、連日足を運んだり、口コミの効果が大きかったりするらしい。ライブでは昨日よりクラウドと一体となりたい気持ちで「get closer」と呼びかける。彼らが一気に近づいて踊りだすと、私もヒートアップ。昨日以上のリスポンスで幕を閉じる。



1/25(土)Big Day Out / Sydney
朝、トニーの好意で観光名所とされるボンダイ・ビーチへ。サーファーもいるが家族連れが多い。雲一つない空、美しく澄んだ海、無邪気に遊ぶ子供達。休みの日であって欲しかった。午後にはステージなので気が抜けず、存分に楽しむには至らず。足早に引き上げ会場へ。大きなスタジアムから大歓声が響く。これがビッグ・デイ・アウト!規模の大きさ、ラインナップ、どれをとってもビッグなイベント。天井が高く横長のステージでの45分はあっという間に過ぎ去った。



1/26(日)移動日 シドニーからメルボルンへ
正午の便でメルボルンへ。シドニーより、英国的な町並み。繁華街の一つであるチャーチストリートをぶらつく。レコ屋においてあるフリーペーパーにドラヘビの記事を発見。夜はルースが出演するバーに顔を出す。



1/27(月) Big Day Out/Melbourne

午後2時半からのステージ。ここのステージはフジロックにたとえるならレッドマーキーのよう。時間が近づくにつれ人が増えてくる。一昨日とは違う曲順で臨む。ステージ終了後はP.J. ハ−ヴェイ(よかった!)、クラフトワークのショウを見る。



1/28(火) オフ日

ツアー中唯一のオフ。前日誕生日を迎えた青ちゃんのお祝いを。オーストラリアのライブをサポートしてくれている“VALVE”の面々も一緒にディナー。メンバーで買ったタスマニアのシャンパンで乾杯!青ちゃんはカンガルーの肉にトライ。



1/29(水)ライブ @Prince of Wales

オーストラリアでの閉めのライブ。入り口の壁はそのままペイントで告知スペースに使われている。Dry & Heavy の文字の左下にはBuzzcocksの文字が!なつかしー。この日のライブは1曲、1曲の自由度がアップして、勢いがあった。こういうところがまさにツアーの醍醐味。ライダーズ・オン・ザ・ストーム、ナイトフライトでは、ステージ脇で踊りまくった。



1/30(木) 移動日 メルボルンからオークランド(NZ)へ

午後ニュージーランドに入国。地元のTVクルーが空港でお出迎え。これには驚き。プロモーターのJohnがホテルに向かう足でカルデラとオークランドの町並みが展望できる高台へ案内してくれた。その素晴らしい眺めに一同リフレッシュ。



1/31(金) ライブ @Galartos Bar

この国のダブシーンはかなり盛り上がっているよう。午前中に行ったFM局でも窺い知れる。国営放送からカレッジラジオまで我々をとりあげている。(3年前私の歌う「ラディカルスター」はカレッジチャートの1位を獲得している。)そんな熱い空気の中、この日のライブは忘れがたいものになった。共演のバンド、ZuvuyaとTrinity Rootsが素晴らしいパフォーマンスで特にTrinityはスリーピースで温かさと強さを併せ持つすごいバンド。衝撃だった。その衝撃も覚めぬまま、私達を待つクラウドの異様な盛り上がりに、今までにない緊張感があった。でもこの日のライブは個人的にはかなり良かったと思う。ブルーフレイムで踊り、ブライトシャイニングスターで目を輝かせてリスポンスするクラウドを目の当たりにしたのだから。2度のアンコールで終了。その後Trinity Rootsの面々と交流を深める。



2/1(土) ライブ @Bodega

オークランドから首都のウェリントンへ移動。会場はホテルから徒歩2分のこぎれいなライブハウス。ニュージーランドから同行してくれている青い目のドレッドロック、Swa(私達は諏訪、諏訪サンと呼んだ)がリハーサル中、甲斐甲斐しく動いてくれる。今日のメンツも昨日に劣らず強力だった。Rhombusというグループはタジ・マハ−ルの息子がフロントメンバーで大きな体から出る野太い声で観客を沸かせていた。(彼は私の声をamazing voiceと言った。)今夜がツアー最終日なので、とことん楽しんだ。演奏も今までにないパターンがあちこちに盛り込まれる。これがもっと続けばどんな進化を遂げるんだろう。2時間弱のライブは幕を閉じる。沢山の人にまた来てと声をかけられる。



2/2(日) 移動日ウェリントンからシドニー経由、成田へ

全日程を終了。ツアー中サポートしてくれた、Tonyをはじめとする面々にお礼とお別れを告げた後、一同帰路へ。前回のツアーよりも現実身がある、確かな手ごたえも、課題点も持ち帰る事のできたツアーだった。それにしても疲れたーっ。機内では爆睡でした。
REMIX誌4月号より転載。(*リクルマイの"Lively Up Yourself" REMIX誌にて連載中。)