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COUNTCD007/COUNT007 The Heavy - Great Vengeance & Furious Fire

album from Counter Records ('07.10.27)

CD (COUNTCD007 / import from UK): 2100 yen
LP (COUNT007 / import from UK): 2205 yen

Counter Records
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燃え尽きる覚悟はできているだろうか。脅かすわけではないが、その覚悟が必要な作品である。

The Heavyは、焼け付くようなギターサウンドをミックスしたダーティなヒップホップ・ソウルで人々を虜にする。そしてそのサウンドに燃え尽きてしまうのだ。Bath出身の彼らは、メンバーそれぞれのダークな部分を混ぜ合わせ、そこから素晴らしいサウンドを生み出すことができる。それは心地よく、とてもナチュラルに耳に響く。そして無意識のうちにダーティなブードゥー教のリリックに引き込まれてしまう。

ファーストシングル“That Kind of Man”は一度聴いたら病み付きになるナンバーだ。ウータン・クランのような激しい低音に、重厚なギターサウンドとブルース・ソウルが調和し、瞬時に取り憑かれてしまう。さらにSwabyの脅迫するような甘い歌声も曲をより魅惑的にしている。“Coleen”はよりストレートなヒップホップ・ナンバーで、バックコーラスはアシッド漬けのスタックス・サウンドのようだ。“Set Me Free”ではアコースティックギターの音色によって、リズミカルだがリラックスした雰囲気を作り出している。“You Don’t Know”ではリフが多用され、より激しいロックの影響が見られる。“Girl”ではKinksとMarley Marlを合わせたようなビートに乗せて、Swabyが少し皮肉を込めたラップを披露している。“Doing Fine”はウェスタンのダウンホーム・ブルースで、このアルバムの中で特にエモーショナルな中心ナンバーである。“In the Morning”はとにかくダーティで激しいナンバーだ。“Bruk Pocket Lament”はべろべろに酔っぱらっているかのようなクラシック・ブルースである。“Dignity”は怒りの込もった危険なナンバー。そしてアルバムのラストを飾る“Who Needs The Sunshine”は、Massive AttackやTrickyといったブリストル・シーンも反映した、カントリー・ブルースの叙事詩である。

10年以上の付き合いだというSwabyとTaylorが、The Heavyの中心メンバー。Swabyの両親はBathに移住したウエスト・インディアンの第一世代である。11人兄弟の1人で、最も熱中したヒップホップの他にも、レゲエや、Prince、ツートーンなどの音楽に囲まれて育った。Taylorに出会ったときには、リズム・アンド・ブルースやJim Jarmuschの映画の話で意気投合したという。

2人はAtariやフォー・トラック機材で音楽制作を開始したが、すぐにドラムのDingleyとベースのPageをメンバーに加え、フォー・ピースでギグを始めた。The Heavyの生み出すユニークなサウンドは、彼らいわく「the graveyard of all ambition(野心の墓場)」だという街、Bathの影響なのかもしれない。それともただセックスに狂った連中なのだろうか。いずれにせよ、The Heavyの作り出すサウンドは、聴く者が燃え尽きてしまうほど素晴らしいのである。


That Kind Of Man
Colleen
Set Me Free
You Don't Know What It's Like
Girl
Doing Fine
In The Morning
Bruk Pocket Lament
Dignity
Who Needs The Sunshine