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BRC14 Dry & Heavy - One Punch

second album from Beat Records ('98)

CD (BRC14 / Japanese): 2500 yen

Beat Records
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DRY&HEAVY BIOGRAPHY

 今日のミュージックシーンにおいてダブという言葉は様々に拡大解釈され、ひとつの手法としてそれぞれのフィールドで見事に消化されている。技術的にも、音質面でも、昨今の目を見張るデジタル技術の発達とともに、その可能性を広げ続けている。しかしその一方、お手軽な模擬による、味気ないデジタルなリズムの氾濫を招いているとも言えるだろう。

 DRY&HEAVYは、過去の素晴しいルーツレゲエのレコードに学び、インスピレーション溢れる生演奏や、録音機材の持つ四次元マジックを愛する者たちであり、自分達のサウンドのなかにそれらを再現することに成功している。

 レゲエに親しむ者であれば一目瞭然だが、DRY&HEAVYの名はバーニング・スピアの名作アルバムに由来し、同時にジャマイカが生んだドラム&ベースの名コンビ、スライ&ロビーに準えたリズムセクションの名前である。

 ドラムのDRYこと七尾茂大(現オーディオアクティブ)とベースのHEAVYこと秋本武士の強力リズム・コンビ結成は、91年にさかのぼる。
 その後、日本に数少ないダンスホールスタイルのレゲエバンド、V.I.Pバンドから、ムーミンの共同プロデユース等を手がけたトラック・メーカー、ライト・トラック・プロダクションの外池ミツヒロ(key)、堀口圭(G)が参加。サックスにオーディオアクティブのファースト、セカンドアルバムにゲスト参加していた西内徹。ヴォーカルには元ドリームレッツのリードヴォーカルで、フラワーレコードの7インチレーベルからのリリース等、ソロ活動も活発なLIKKLE MAI、インターセプター、ペンタゴンズのヴォーカルで知られる井上青の参加。そして独特のサウンドを特徴付けるレコーディング、ミキシングエンジニアに内田直之を迎え、95年、現在のDRY&HEAVYとしての活動がスタートした。

 97年オリーブデイスクからデビューアルバムをリリース。そして98年11月、セカンドアルバム”ワン・パンチ”をビートレコードからリリースが決定。

 スタジオにボディーソニックを持ち込み、執拗なまでに音圧をチェックする秋本武士の強力なベースライン、それに応える七尾の一発入魂スネアドラム、炸裂するスプリングリバーブ、これらは現代社会に対する鉄拳を意味しているという。
彼等はレゲエ/ダブが持っていた原始的で、肉感的な魅力を現代に呼び覚まし、それを武器に闘いを挑む。そのサウンドと対戦してしまったら、誰もがノックアウトされるに違いない。



DRY & HEAVYについて  ミュージック・シーンにおいて、ある一つのムーブメントから次のムーブメントを繋ぐ、言ってみればシーンの停滞期に、何故かクローズアップされるダブ。昨年のプライマル・スクリームの「エコーデック」に代表されるように、今まさに何度目かのダブ再浮上期を向かえている。しかし2ndアルバム「One Punch」を出すドライ&ヘビーにとってダブとは、ハヤリでもなければ、「つなぎ」的なものではなく、バンド結成当時、または結成以前からの唯一のテーマと言っていいだろう。

 そんな熱狂的なダブ信者である彼等の歴史を辿ってみる時に、オーディオアクティブ、バイタル・コネクションの2つのバンドとの関わりも説明しなければならない。この3つのバンドのコネクションの中心にいるのが、オーディオアクティブのメンバーであり、ドライ&ヘビーのメンバーでもあるナナオである。そのナナオがオーディオアクティブに合流したのが91年。同時にナナオは、掛け持ちでベースの秋本とギタリストの3人でダブ・バンドをやっていて、彼の引き合わせによって、その3人とオーディオアクティブ(MASAと2DD)は、ジャム・セッションをすることになる。以来このダブ・セッションは毎週2回位の割合で2年近くに渡って続くことになる。このバンドがバイタル・コネクション。(オーディオアクティブのアルバム「We are audio active」中の"Ala Mecka Bickally Dub"の演奏とミックスはバイタル・コネクションによるものだ。)
 そのバイタル・コネクションをさらに発展させたのが当のドライ&ヘビーと言ってしまってもいいだろう。ナナオ&秋本のリズム・セクション以外のメンバーが入れ替わったものの、勿論、ダブという旗(しかも70年代後半〜80年代初頭のダブ)のもとに集まった面々である。もしくは、バイタル・コネクションがそうだったように、いずれのメンバーも、燃える闘魂・秋本の超轟音ベースに吸い寄せられたのだ。バイタル・コネクション解散時に、秋本と殴り合いのケンカ別れをした僕が、彼等の作品をビートレコードから出すのを決めたのも、やはり彼のベースとハードコアな姿勢が好きだからに他ならない。
 昨年オリーブ・ディスクからリリースされた彼等の1stアルバムは、一部の音楽誌では大好評を得たが、残念なことに大方は黙殺といったかんじであった。そして第二作目となる「One Punch」。聴いてもらうのが一番早いが、ダブという以前に、曲としていいトラックがズラリと揃っているので、ダブという観点に縛られずとも聴いていただけるはずだ。ここで本アルバムの内容について詳しく説明をしようとは思わないので、好きに聴いてください。どんな風に評価されようと、僕はこのアルバムをリリースすることを誇りに思います。

大村 大助 / audio active / Beat Records






track# title
1 Mr. Blueflame
2 T.K.O.
3 Triumph
4 Harmony
5 Lost World
6 Say No More
7 Don't Give Up Your Fight
8 Herbal Wise
9 Night Flight
10 Gassay Disco
11 The Athlete










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