90年代にAphex Twinの「Come To Daddy」や「Windowlicker」、Squarepusher「Come On My Selector」、Portishead「Only You」、そしてBjorkの「All Is Full Of Love」等、斬新で衝撃的、そして圧倒的な美しさを持ったミュージック・ビデオ作品によって、一躍時代の寵児となりその名を強く印象付けたクリス・カニンガム。90年代に於ける最も影響力のある映像作家と評されている彼は、ミュージック・ビデオのみならずSONY PLAY STATION、BMW、NISSAN、LEVI’S、TELECOM ITALIA等多くのクライアントの依頼で印象的なCMを多数手掛けている他、2000年にロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開催された展覧会「Apocalypse : Beauty and Horror in Contemporary Art」に出品した「Flex」といった作品によって、現代美術の分野からも高い評価を得ている。近年では久々にコマーシャル撮影を引き受け話題となったGUCCIのCMや、Dazed & Confused UK誌でのGrace Jonesとのコラボレーション、そしてUKのバンドThe Horrorsのサウンド・プロデュースを手掛けているのを始め、ここ日本でも昨年11月に幕張メッセで開催されたWARP20に出演し、1万人を超えるオーディエンスを唖然とさせた自身のAV LIVE等も行い、その表現の幅を多岐に拡げている。そんなクリスが2005年に発表し、映像、写真、ドローイングといった数種のメディアを通じて一つのテーマを表現した初めての複合アート作品が本作『Rubber Johnny』である。地下室に閉じ込められながら、異常とも言える想像力を駆使し、チューイング・ガムのように身体を変幻自在に変化させる突然変異の子供というアイデア/ストーリーを、映像と音の融合を極限まで突き詰めたショート・フィルム、人体のコラージュによる異様な造形のポートレート、更に本作の為に書き下ろされたイメージ画やスケッチ等によって多角的に表現。圧倒的なインパクトと独創性を誇るコンテンツに豪華な装丁も相まったクリス・カニンガムの代表作と言える作品でありながら、諸事情により2006年に生産がストップし、某ネットショップでは新品で3万円、中古でも1万3千円の価格が付けられる等、長らく入手困難となっていた本作の待望のリプレスが決定。しかもワールドワイドでの完全限定、更に最終プレスとなります。今回の生産分以降、再プレスの予定は一切無しというコレクターズ・アイテム化必至の作品です。