「ジェレマイア・ジェイは、彼の世代の中で最も好きなアーティストの一人と言っても過言ではないね。ジェイは本当に優れたものは何かってのをシーンに見せつける準備が出来てる。ジェレマイア・ジェイには期待していいよ」
- フライング・ロータス
2012年初頭にフライング・ロータスが主宰する<Brainfeeder>のレーベル・サンプラーに本作から” Seasons”(M-11)が収録され、その新世代ならではのサイケデリックでドープなトラックと中毒性の高いフロウがレーベル・ファンを超えて話題となったシカゴ出身現在22歳のラッパー兼トラックメイカー、ジェレマイア・ジェイ。ゴスペル・シンガーを母親に持ち、父親であるロバート・アーヴインVは80年代初期マイルス・デイヴィスの音楽監督を務めたという音楽一家に育ち、ソウルズ・オブ・ミスチーフやウータン・クランがきっかけでヒップホップに惚れ込み自身もラップを始める。Jディラへ捧げたミックステープが話題となり、ミュージック・ビデオもジャケット・デザインも自ら手がけるという多才ぶりを発揮し頭角を現し始めると、ジェイが定期的に発表していたミックス作品『Lunch Special』を<Brainfeeder>のサムアイアムが発見し、フライング・ロータスに渡したのをきっかけに<Brainfeeder>がすぐさま契約。2012年7月14日に満を持してデビュー作『Raw Money Raps』が国内盤リリースされる。
2010年から制作が開始された本作は、Jディラやマッドリブ、Mfドゥームの遺伝子を受け継いだロウなビート、ヒップホップからインディダンスまで世界中で共振し合う時代のサイケデリックな感覚に「タイミングがすべて。そしてスペースが重要なんだ。トランペット奏者がソロを演奏するようにラップするのを意識している」というジェイ自身の中毒性の高い優美なフロウが舞うさまは同世代を見渡しても群を抜いている。1Stシングル”Money”(M-16)はレイドバックしたギター・アンビエント・トラックの上をジェイのフロウが酩酊感たっぷりに漂う曲で、すでに5/22付のトム・ヨーク・チャートにランク・インされるなど各方面で絶賛、また、レーベル主宰者のフライング・ロータスも1曲”Cat Fight”(M-7)に参加、まるでウータン・クランのようなソウルフルでいなたいトラックを披露している。また、ジェイはヴィジュアル・アーティストとしてもペインティングやコラージュなどファインアートに通じ、ファッション・デザインまで手がけることから、グラフィティー・アーティストやラッパーとしてマルチな才能を発揮した天才ラメルジーを彷彿とさせ、ヒップホップが持つ本来の魅力を新たな時代感覚で取り戻すだろう。ヒップホップをはじめストリート・カルチャーを切り取ってきた超一流写真家B+(ビー・プラス)によるアートワークに映るジェイの瞳がそれを物語っている。国内盤にはボーナストラックが1曲収録される。
収録曲「Cat Fight」のPV公開!
Jeremiah Jae - Cat Fightttttt Prod. Flying Lotus by Flyinglotus